(英語で)その3人の中で、だれが一番速く走ることができますか?

　

安倍首相のThe situation is under control.(事態はコントロールされている)というスピーチで、「アンダーコントロール」は日本語になりました。
ところでFunction in English(英語における関数関係)の立場から言えば、The situation isはファンクションフレーズ、一方under controlは補語・動詞フレーズということになります。
だから、以下のような表現が可能となります。理解しやすいようにここではThe situation isをIt isと変えています。

　Is it under control? → Yes. It is under control. → No. It is not under control. → Isn't it under control?

日本語では、「コントロールされてるの?」「そう、コントロールされてるよ」「いいえ、コントロールされてないよ」「コントロールされてないの?」といったところです。

さらに、「過去の一時点では」ということで以下のようになります。つまり過去形です。

　Was it under control? → Yes. It was under control. → No. It was not under control. → Wasn't it under control?

日本語訳は省きますが、Function in English(英語における関数関係)とはこのようなとらえ方です。
このように別個にとらえることによって、 This road is under construction(工事中だ). The program is under discussion(審議中だ)、 Your proposal is now under consideration(目下検討中だ)などの表現やHe is under his wife's thumb(女房の尻に敷かれている).などの語彙が自然と身につくこととなります。ちなみにEnglish Trekking教材BASIC VERBS PART 2 be動詞 Two Word Verbs Phrasesのunder+名詞の表現の文例は68となっています。 まず赤文字で表記した補語・動詞フレーズだけで表現できることが重要だ。

ところで当研究会の発行のコミニカ中学英語<基礎編>の[コミニカ英作法]では、中学の始めから以下のような英作法を取り入れています。①はファンクションフレーズで肯定、否定、疑問、否定疑問へと変換します。もちろん過去形でも同じです。何より英語教育の最初からFunction in English(英語における関数関係)を身につけさせるためです。

　 (1) 事態はコントロールされている　　
　　　　<～は　ある・いる文>
　　　① 事態は　　　　　　　　　　→ The situation is
　　　② コントロールされている　　→ under control
　　　(完成文) 　→ The situation is under control.

[今日の学習]

[第68講座]　　

今回も第11級の比較級・最上級の学習です。

比較級と最上級の表現にもbe動詞系列と一般動詞系列があり、今回は、一般動詞系列での比較級と最上級の表現の学習です．
今回も登場するのはその一般動詞系列のもので、「～は　ドウする文」が元になるものです．

まず、復習です．

何かを比較する場合、例えば「速い」「ビルより速い」「3人の中で一番速い」など，「～はドンナだ」といった表現であり、これらは形容詞を使った表現です．
言うまでもなく、これはbe動詞の「存在」をおぎなって説明するのに形容詞を用いたものです．

　(1) She is fast.　　原級の文
　　　彼女は速いです
　　　Who is fast?　
　　　だれが速いですか?
　　　↓
　(2) She is faster than Bill.　　比較級の文
　　　彼女はビルよりも速いです
　　　Who is faster, Bill or I?　　
　　　ビルと私とでは、どちらが速いですか?

　(3) She is the fastest of the three.　最上級の文
　　　彼女は3人の中で一番背が速いです
　　　Who is the fastest of the three?　　
　　　その3人の中で、だれが一番速いですか?

言うまでもなくこれらの表現展開には、be動詞系列のファンクションフレーズを使います．

○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル　be動詞　現在形
　

今回登場するのは、「～は　ドウする文」で一般動詞を使った表現です．
この場合、例えば、「速く走る」「ビルより速く走る」「3人の中で一番速く走る」など副詞を用いた表現となります．
おなじfastでも形容詞と副詞はまったく同じ形です。

　(1) She runs fast.　　原級の文
　　　彼女は速く走ります
　　　Who runs fast?　
　　　だれが速く走りますか?
　　　↓
　(2) She runs faster than Bill.　　比較級の文
　　　彼女はビルよりも速く走ります
　　　Who runs faster, Bill or I?　　
　　　ビルと私とでは、どちらが速く走りますか?

　(3) She runs the fastest of the three.　最上級の文
　　　彼女は3人の中で一番速く走ります
　　　Who runs the fastest of the three?　　
　　　その3人の中で、だれが一番速く走りますか?

私が何度も言っているように、「コミニカ中学英語基礎編>」に取り組んでいる生徒は、プリントをこなすスピードがどんどん早くなることが分かってもらえると思います．

さらにすでに登場した助動詞canを使ったものもとりあげておきます。
助動詞canに続くのは原形動詞フレーズでしたね。英語は土台さえで聞いたらとても簡単なことばです。

○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル　助動詞can


　(1) She can run fast.　　原級の文
　　　彼女は速く走ることができます
　　　Who can run fast?　
　　　だれが速く走ることができますか?
　　　↓
　(2) She can run faster than Bill.　　比較級の文
　　　彼女はビルよりも速く走ることができます
　　　Who can run faster, Bill or I?　　
　　　ビルと私とでは、どちらが速く走ることができますか?

　(3) She can run the fastest of the three.　最上級の文
　　　彼女は3人の中で一番速く走ることができます
　　　Who can run the fastest of the three?　　
　　　その3人の中で、だれが一番速く走ることができますか?

[コミニカ英作法]

　 (1) 私は、(ふだん)お母さんより早く起きています
　　　　<～は　ドウする文>
　　　① 私は　より早く起きる　→ I get up earlier
　　　② お母さんより　　　　　→ than my mother
　　　(完成文) 　→ I get up earlier than my mother.

　 (2) あなたとお母さんとでは、(ふだん)どちらがより早く起きていますか?
　　　　<～は　ドウする文>
　　　① だれが　より早く起きるか?　→ Who gets up earlier
　　　② あなたとお母さんとでは　　→ you or your mother
　　　(完成文) 　→ Who gets up earlier, you or your mother?

【受講生の方に】

受講生の方は，教材をきちんとこなしてください。
りくつでわかっていることと、とっさに口から言葉が出ることとはまったく異なります．
やはりトレーニングが必要です．
さらに音声の学習はきちんとしてくださいね。
日本語が流れ、少し間を置いて英語が流れます．さて、とっさに英作ができますか?

「コミニカ中学英語基礎編」に取り組んだ人たちが、中2配当に進んでくるとプリントをこなすスピードがどんどん速くなります。さらにCDから流れてくる日本文を，簡単に英文に変換させることができるようになります。そのワケは、この教材はファンクションフレーズと動詞フレーズとの組み合わせで文を生産するからです．

【お知らせ】

「コミニカ中学英語基礎編」は、全国の多くの塾やフリースクールで続々採用されています。
最近では，社会人グルーブの方々のための英会話講座などで使われるが目立ってきています。
録音CDは、同一教室では自由に複製は可能です。(団体使用に限る)
プリント1枚に基本的に11の英文の生産ができプリントを一枚、一枚こなす毎に、生徒たちは達成感を持ち、次のプリントに向かっていきます。
問題シート(プリント)の総枚数は1,152枚と膨大なものとなっています。

塾やフリースクールへの導入が急増中! 「コミニカ中学英語基礎編」で学習している人たちの声> ○この教材でなら話せるようになると思う。希望が湧いて来た。 ○こんな教材の出現を待ち望んでいた。親子でやっています。 ○初学者も再学習者も、楽しく学べて確かに英語が言葉として身につく ○すごい学習法の発明だ。目から鱗が落ちた。 ○日本語の発想を生かして英作するから、誰でもできる。

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