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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ドストエフスキー『罪と罰(下)』(262~296p)

2025-04-01 16:51:16 | 罪と罰

 

2025/3/27

マルメの妻カテリーナも死ぬ。

家を追い出され、子供たちを連れまわし、往来で大道芸のまねごとをする。

レベジャーニコフに発狂したと言われるほどの奇行を見せつけ、肺病が一気に進行してしまった。壮絶。

「これ、発狂なのかな」とも思ってしまう。

彼女の中ではそれなりの道理があるし。

自分の難儀な性格と、不幸な境遇が混ざり合って、結果あんな感じになってしまった。

どんなかたち形であれ、母親が死ぬというのは読んでいてつらい気持ちになる。

本作はみじめに死んでいく人が多い。

セクハラおやじこと、スヴィドリガイロフが急に出てくる。

よりによって、こいつが真相に気づく。まさか彼が本作のキーマンになっていくのか。

今のところ、カテリーナの子供たちを大金を添えて孤児院に送ったり、本当に心を入れ替えたのかと思えるような行動をしている。これからどうなることやら。

※新しい登場人物なし

 


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