2025/3/27
マルメの妻カテリーナも死ぬ。
家を追い出され、子供たちを連れまわし、往来で大道芸のまねごとをする。
レベジャーニコフに発狂したと言われるほどの奇行を見せつけ、肺病が一気に進行してしまった。壮絶。
「これ、発狂なのかな」とも思ってしまう。
彼女の中ではそれなりの道理があるし。
自分の難儀な性格と、不幸な境遇が混ざり合って、結果あんな感じになってしまった。
どんなかたち形であれ、母親が死ぬというのは読んでいてつらい気持ちになる。
本作はみじめに死んでいく人が多い。
セクハラおやじこと、スヴィドリガイロフが急に出てくる。
よりによって、こいつが真相に気づく。まさか彼が本作のキーマンになっていくのか。
今のところ、カテリーナの子供たちを大金を添えて孤児院に送ったり、本当に心を入れ替えたのかと思えるような行動をしている。これからどうなることやら。
※新しい登場人物なし
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます