ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

馬体論1 総論(1) 全体のライン

2012年11月08日 | 馬体論
前に予告したように、馬体論の連載を始めようと思う。
ただし不定期になると思うし、
また途中で連載が打ちきりになる可能性もある。

って、それは週刊誌の連載マンガの場合は人気がない場合だが、
このブログの場合は単に僕の気まぐれというか気分次第。
まあいつまで続くか分からないが、とりあえず書き始めてみよう。

あと、書く内容の大前提として、
「今から馬体の勉強を始めよう」という人向けだということ。

だから、ほとんどが当たり前のことばかりになるので、
既に馬体に詳しい人からすると物足りない内容になると思う。

ただ、中にちょっとだけ「僕なりの見方」を入れていくので、
少しは参考にしてもらえると嬉しい。
ただし、それが正解かどうかは保証できないが。

ということで今回は第1回ということで、
総論というか全体的なことについて書いてみたい。

とにかく馬体を見る上で何よりも大事なのが、
パッと見た瞬間の全体のシルエットである。
走る馬は、とにかく全体のバランスが良くて、これが綺麗だ。

逆にいうと、走らない馬はどこか違和感を感じるものである。
それは、前や後ろのどちらかに体重がかかりすぎていたり、
どこかパーツが妙に大きすぎたり小さすぎたり、
あるいは形が変であったりして、全体のラインが崩れて見える。

それから、四肢でしっかりと大地を踏みしめているかどうか。
これも抽象的な書き方になってしまうが、
走る馬は四肢でバランス良く大地を踏みしめている。
走らない馬は、写真からでも力強さが感じられない場合が多い。

また、肌の薄さというか質感も大事。
これも文章では書きにくい部分なので、
走った馬の写真を何枚も見て走る馬の肌を頭に叩き込むしかない。
明らかに走る馬の肌と走らない馬の肌は違う。
これは割と分かりやすい部分なので相馬の基本である。

それから、これと似ているが筋肉の質感も重視する。
これも写真から割とよく分かる。
柔らかそうな筋肉の馬を選べばいい。
実際に柔らかいかどうかは関係ない。
写真で「そう見える」ことが大切である。
なぜならば「そう見える」馬が実際に走っているからである。
馬体で馬を選ぶというのはそういうことだ。

全体としては、まあこんなところか。
次回は、総論(2)として「理想的な馬体」の馬を紹介したい。
そう、「あの馬」である。

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