~淡き光立つ 俄雨 いとしき面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から ひとつひとつ香り始める~ 春よ、来い
暖かな春を思わせる陽射しなのに外は冷たい風が昨日から吹きつける。
時折聞こえる風の音、今日は東日本大震災があった日である。あれから二年が経つ。
安倍首相は「東北に春が来ない限り日本に本当の春はやって来ない」というメッセージを
発進なさった。その通りだと思う。2011年3月11日午後2時46分を忘れてはならない。
今日は埼玉県公立高校の合格発表であった。次女と一緒に受験した高校を訪ねた。
あちらこちらの駅で中学生の姿を見掛けた。一人神妙な面持ちの子もいれば賑やかなグループもある。
父兄同伴の子も少なくない。次女は入試はお友達と行ったが発表は別々に行くと云った。
上の子達の時も私が付き添った。母は小心者ゆえ毎回決まって胃腸の具合が悪くなる。
今日も朝ごはんは殆ど手を付けられなかった。娘もである。
9時からの掲示であった。丁度その頃到着したら長蛇の列であった。キャーとかギャーとかの
声が聴こえてくる。折り返し涙を浮かべている子ともすれ違う。十五の春のそれぞれに心が揺れる。
うろ覚えの受験番号を追ってみたらあるではないか。思わず娘を探したら娘がいない。
何処にいるの?と探したらずっと前の方に。娘が目に涙を浮かべている。
「おめでとう~3??番だよね!」と云うと「ママ馬鹿じゃないの。受かってたけどその番号は違うよ。」
「ええっ~?!」「これこれ1??番だよ。」「どれどれ見てくるね」「もぉ~どっからその番号もってきたのよ~」
「ああ~あったあった。ほんとだ。良かったね。おめでとうだぁ」
末っ子はいつまでも幼なくて私の中では小さい子のままなのに、いつの間にか大きくなっていて
私の方がお小言を貰ったりする。いつもいつも私の側にくっついていた子が高校生になるんだなぁ。
一人で電車で通う高校生活、どんな人達と出会うのだろう。どんな未来が待っているのだろう。
二年前のあの日、あの時、あの瞬間を忘れないでほしい。大自然の猛威は容赦なく幾千もの命を奪った。
生きたくても生きられなかった貴女と同い年の中学生もいた事であろう。
どうかその命を大切に、貴女らしく堂々と生きて下さい。志望校合格おめでとう!
溢るる涙の蕾から ひとつひとつ香り始める~ 春よ、来い
暖かな春を思わせる陽射しなのに外は冷たい風が昨日から吹きつける。
時折聞こえる風の音、今日は東日本大震災があった日である。あれから二年が経つ。
安倍首相は「東北に春が来ない限り日本に本当の春はやって来ない」というメッセージを
発進なさった。その通りだと思う。2011年3月11日午後2時46分を忘れてはならない。
今日は埼玉県公立高校の合格発表であった。次女と一緒に受験した高校を訪ねた。
あちらこちらの駅で中学生の姿を見掛けた。一人神妙な面持ちの子もいれば賑やかなグループもある。
父兄同伴の子も少なくない。次女は入試はお友達と行ったが発表は別々に行くと云った。
上の子達の時も私が付き添った。母は小心者ゆえ毎回決まって胃腸の具合が悪くなる。
今日も朝ごはんは殆ど手を付けられなかった。娘もである。
9時からの掲示であった。丁度その頃到着したら長蛇の列であった。キャーとかギャーとかの
声が聴こえてくる。折り返し涙を浮かべている子ともすれ違う。十五の春のそれぞれに心が揺れる。
うろ覚えの受験番号を追ってみたらあるではないか。思わず娘を探したら娘がいない。
何処にいるの?と探したらずっと前の方に。娘が目に涙を浮かべている。
「おめでとう~3??番だよね!」と云うと「ママ馬鹿じゃないの。受かってたけどその番号は違うよ。」
「ええっ~?!」「これこれ1??番だよ。」「どれどれ見てくるね」「もぉ~どっからその番号もってきたのよ~」
「ああ~あったあった。ほんとだ。良かったね。おめでとうだぁ」
末っ子はいつまでも幼なくて私の中では小さい子のままなのに、いつの間にか大きくなっていて
私の方がお小言を貰ったりする。いつもいつも私の側にくっついていた子が高校生になるんだなぁ。
一人で電車で通う高校生活、どんな人達と出会うのだろう。どんな未来が待っているのだろう。
二年前のあの日、あの時、あの瞬間を忘れないでほしい。大自然の猛威は容赦なく幾千もの命を奪った。
生きたくても生きられなかった貴女と同い年の中学生もいた事であろう。
どうかその命を大切に、貴女らしく堂々と生きて下さい。志望校合格おめでとう!