piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

Franz

2008年05月25日 | 音楽教室
新しいピアノがきて一週間が経ちました。
柔らかいというか「優しい」音で、低音はたっぷりと豊かで 大満足です。
前のピアノは 室内楽をするときに合わせ易いように 442のピッチにしていましたが、新しいピアノはずっと440にしていたので、以前よりちょっと暗め(淋しげに)ですが、それもなかなかいいなあと思いそのまま440で調整してもらいました。

ウィーンは全体に高め、ウィーンフィルなんて444くらい?
アメリカは低め。という傾向があるらしいのですが、それでいうとアメリカ的かな(笑)

もともとの音が柔らかい上、低めに合わせてあるこのピアノを鳴らすと自然とショパンのノクターンやシューベルトが弾きたくなります。
月曜、木曜は目白の教室で 月曜の部屋はなんとあの深沢亮子さん贈呈というヤマハG2のピアノ、木曜は違う教室で同じくG2のヤマハでレッスンをしていますが、ここ数年自宅のピアノよりそちらのピアノで練習しようと 少し早めに行って練習していましたが、これからは 自宅でぎりぎりまでさらっていたいと変更。
自宅のレッスンで 和音の変化を聞き分ける練習も以前よりやりたいと思う。
外見上でのすべり止めの鍵盤、ソステヌートペダル、ピカピカの内部、子供たちも「違い」がわかるようです。
ピアノの音というのは音の半分は楽器が持っているので、自ずとこのピアノで弾くだけで優しい音が半分混ざるわけで、子供たちに楽器の「音色」がどれだけ違うか、ということがわかってもらえたら 更に嬉しいですね。楽器に『個性』があるという事。
ピアノが消耗品だということ。
そして何より子供の音を聴く私も おかげでそんなにいらいらしないですみます(苦笑)
精神安定上にたいへん良い。

以前のピアノは「練習ピアノ」と割り切っていましたが、これはもう「鑑賞ピアノ」です。
タッチも磨り減っていない分 程よい重量があります。
カヴァーもかけ、毎回指紋をふき(笑)除湿機も年中回し、大切に弾こうと思います。

新しい相棒は「FRANZ」と呼んでいます。
フランツ。

これからいろんな曲を弾いてもっともっとフランツを知りたいと思います。