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SAITO Lab. BLOG

齋藤研究室

2010-04-04

2010-04-04 23:33:31 | Lectures
今年度の講義予定。

*哲学特講(7)-1(法政)
ハイデガーの「カッセル講演」を解読します。『存在と時間』成立直前の一般向け講演であるこのテキストを読むことで、ハイデガー哲学の基礎とともに、彼の「歴史」についての思考を学びます。

*形而上学研究Ⅰ-2(法政/院)
ハイデガーの『存在と時間』を読みます。テキストの正確な読解とその基本思想の理解に重点を置きます。

*論理学概論(国士舘)
論理学の基礎問題をディスカッションを通して考えます。今年は論理学の歴史、また命題論理などにも立ち入って話をする予定です。

*ドイツ哲学研究(国士舘)
カントからドイツ観念論を経て現代ドイツ哲学にいたる流れをたどります。一回から数回ごとにわけて、それぞれの哲学者の思想を取り上げて考えてゆきます。今年は観念論の展開と現代哲学の学習に重点を置く予定です。

*ドイツ哲学原典講読(国士舘)
ハイデガーの『芸術作品の根源』を読みます。ドイツ語文法の基礎のおさらいから始めます。

*哲学演習Ⅱ(学習院)
ハイデガーの「ニーチェのツァラトゥストラとは誰か」を読みます。ドイツ語文法の基礎を踏まえながら、ニーチェとハイデガー双方の思想を学んでゆきます。

*倫理学概論/倫理学Ⅰ・Ⅱ(明星)
倫理学の基本思想と諸概念について学んでゆく予定です。

なお、オフィス・アワーは基本的に講義後に設けています。随時質問や相談を受けつけていますので、遠慮なくどうぞ。

2009-4-8

2009-04-08 22:53:44 | Lectures
今年度は以下の講義を行う予定です。

哲学特講(7)-1
ハイデガーの『存在と時間』を解読します。哲学をはじめとして各方面になお甚大な影響を与えている未完の大著を、その根本的な狙いから明らかにしたいと思っています。

哲学基礎研究I
「近現代哲学における主体の成立とその世界観の問題」をテーマに、主体の概念の成立過程、およびそれにともなう世界認識の変遷を中心に、近現代哲学の主要思想とその歴史的展開を考察します。

論理学概論
論理学の基礎問題をディスカッションを通して考えてゆきます。ものごとをさまざまな角度から見つめなおし、思考してゆく時間にしたいと思っています。

ドイツ哲学研究
ドイツ観念論から現代ドイツ哲学までを中心に、一回から数回ごとにドイツの哲学者の思想を取り上げて考えてゆきます。今年は彼らの思想の特徴に加えて、さまざまな「概念」の理解に重点を置いてお話します。

ドイツ哲学原典講読
春期は、ドイツ語文法の基礎を学んでゆきます。今回のテキストは、ちょっと趣向を変えてムンクを取り上げる予定です。「叫び」で有名なムンクですが、ニーチェからも大いに影響を受けて、実存思想の観点からみても興味深い作品を多数残しています。今回は、そのなかでもムンク版の創世神話とも言うべき「アルファとオメガ」を読みます。
Edvard Munch, Alpha und Omega, 1908. (Edvard Munch, ALPHA und OMEGA sowie "Die ersten Menschen", "Burleske Motive", "Die Stadt der freien Liebe", "Die Leidensgeschichte" und andere Karikaturen (Ausstellungskatalog), von Arne Eggum, Sissel Biornstad, Signe Bohn (Übersetzer), 1981), S. 16-33.

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