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齋藤研究室

『存在と時間』刊行90周年記念特別シンポジウム「ハイデガー『存在と時間』2017」2017/11/25開催のお知らせ

2017-07-13 23:17:25 | Information
ハイデガーが『存在と時間』を刊行したのが、今をさかのぼること90年前の1927年。
今年、ハイデガー研究会では総力を結集して『存在と時間』刊行90周年記念特別シンポジウム「ハイデガー『存在と時間』2017」を2017年11月25日(土)立正大学にて開催します。



プログラムは、開会記念公演、一般研究発表、ワークショップ、そして『存在と時間』の現在を討論するシンポジウムで構成。また、年内にはシンポジウム全原稿を収録したオンライン・ジャーナル「Zuspiel(ツーシュピール)」も刊行予定。
一般研究発表の公募要領、開会記念公演・ワークショップ・シンポジウムの登壇者は近日特設ウェブサイトにて公開します。
ハイデガー研究会の新たな挑戦に、ぜひご期待ください。

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『存在と時間』90周年記念シンポジウム「ハイデガー『存在と時間』2017」開催のお知らせ
1927年に『存在と時間』が刊行されてから90年を迎える本年、ハイデガー研究会では「『存在と時間』2017」と題し、2017年11月25日(土)立正大学にて特別シンポジウムを開催する運びとなりました。
刊行から90年、『存在と時間』については、これまでじつに多くの論者たちがさまざまに言及を行ってきました。わが国でも、これまでに刊行された『存在と時間』にかんする論文や研究書は膨大な数にのぼります。

わけても2007年には、秋富克哉・関口浩・的場哲朗編『ハイデッガー『存在と時間』の現在――刊行80周年記念論集』(南窓社)が刊行され、「成立と途絶」、「哲学知の諸相」、「種々の対決」という三つの局面から『存在と時間』の思想を総括する試みが行われました。

刊行から90年を迎えた今回のシンポジウムでは、そうしたこれまでの豊かな研究成果に加えて、近年の新たな研究動向をも踏まえつつ、専門研究者のみならず、幅広くハイデガーに関心を寄せる者が結集し、『存在と時間』の意義と制約をあらためて徹底的に議論しあうことを目指します。



開会記念講演では、わが国のハイデガー研究を代表する方をお招きし、ハイデガー研究のこれまでとこれからについてお話いただきます。

第Ⅰ部「研究発表」では、一般公募による研究発表を行います。ハイデガーのみならず、『存在と時間』に関心を寄せる研究者であれば、基本的にどなたにも発表の機会を設けます。
(応募要領の詳細は近日特設ウェブサイト上にて公開いたします)

第Ⅱ部「ワークショップ」では、現在活躍中の精鋭研究者たちがモデレーターとなり、最新の研究テーマをめぐって、討議を行います。

第Ⅲ部「シンポジウム『存在と時間』2017」では、わが国のハイデガー研究・哲学研究で著名な方々をお招きし、『存在と時間』の意義と制約について、フロアのみなさんと一緒に徹底的に議論していただきます。

なお、シンポジウム終了後は、懇親会も予定しています。

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『存在と時間』を存分に論じ尽す一日。
みなさまぜひご参加ください。

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なお、開会記念公演、一般研究発表、ワークショップ、シンポジウムの全原稿を収録したオンライン・ジャーナル​
Zuspiel(ツーシュピール)
も年内の公開を予定しています。
ご期待ください。


​主催:ハイデガー研究会
​​協賛:岩波書店・法政大学出版局
https://heidegger2017.wixsite.com/mysite