SAITO Lab. BLOG

齋藤研究室

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ハイデガー研究会

2007-07-03 01:44:00 | Diary
日曜日、ハイデガー研究会(法政大)に出席。
全集第十九巻『ソフィスト』の読解の司会を担当。その後研究発表を聞く。

『ソフィスト』読解では、テクネーの分析箇所。そこにはプロアイレーシスへのわずかな言及があったが、それによってテクネーの背後にも通奏低音としてプラクシス、プロネーシスが響いていることがはっきりと見てとれる。要するに、ものの制作にあたって素材や道具を集め、制作の算段をするその過程のなかに、そのつどプロネーシスの実践的行為が働いているというのがハイデガーの見立て。

この上下関係をもう少し緩やかにすれば、ルーチンのような機械的作業と、そのつどの選択と生き生きとした実践的判断を相互浸透的に重ね合わせることができて、面白い。

研究発表はメタ存在論をめぐって上智の津田さんの発表。先行研究を押さえつつ、新たなメタ存在論の解釈を打ち出す野心的な試みでした。

そろそろ自分自身のメタ存在論解釈もまとめなくてはならないと、大いに刺激をうけました(笑)。

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