村井則夫氏との共訳、ユルゲン・トラバント「フンボルトのグラマトロジー――言語の本性への斬新な洞察――」を『思想』2009年第7号(240-271頁)に寄稿しました。
http://www.iwanami.co.jp/shiso/1023/shiso.html
http://opac.ndl.go.jp/articleid/10255198/jpn
トラバントはヨーロッパ言語思想、とくにヴィルヘルム・フォン・フンボルトを中心とする言語論、言語哲学の研究者。広範な歴史的視野のもと、現代の哲学的・思想的文脈を踏まえた言語についての鮮やかな思考は、とても刺激的。
http://userpage.fu-berlin.de/~trabant/
今回の論文でも、ヘーゲルとフンボルトを対比させながら、現代のメディア論やデリダの音声中心主義・現前性中心主義をめぐる思考に対する批判を皮切りに、口承言語と文字言語をめぐる新たな洞察、それらの変遷を大局的に捉える歴史観が提示されている。随所で目の覚めるような指摘がなされていて、こちらの哲学的思考も大いに触発された次第です。
http://www.iwanami.co.jp/shiso/1023/shiso.html
http://opac.ndl.go.jp/articleid/10255198/jpn
トラバントはヨーロッパ言語思想、とくにヴィルヘルム・フォン・フンボルトを中心とする言語論、言語哲学の研究者。広範な歴史的視野のもと、現代の哲学的・思想的文脈を踏まえた言語についての鮮やかな思考は、とても刺激的。
http://userpage.fu-berlin.de/~trabant/
今回の論文でも、ヘーゲルとフンボルトを対比させながら、現代のメディア論やデリダの音声中心主義・現前性中心主義をめぐる思考に対する批判を皮切りに、口承言語と文字言語をめぐる新たな洞察、それらの変遷を大局的に捉える歴史観が提示されている。随所で目の覚めるような指摘がなされていて、こちらの哲学的思考も大いに触発された次第です。