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俺流 英文法解釈(覚え書き)

2011-02-10 15:43:08 | 考え中
今、自分が臨むレベルに到達するために何をすべきかと考えている最中に閃いたことの覚え書き。なので、学問的な正しさは考慮していません、と前置いて。

キーワードは「先読み力」
 ネイティブスピーカーと対峙するレベルに届こうとする時、会話の理解力、文章の読解力には、先読みする力が、一番大きく影響する。ある単語を聞いた瞬間に、関連する連絡ワード候補がリストアップされる。「船」と聞いて「海」「河」「水」「旅」「酔う」「釣り」……というように。続く言葉を拾っていくうちに、リストは削られて一つの意味に収束していく。英単語の教材で、フレーズや文章を丸ごと暗記してボキャブラリーを増やす方法や、語源から連想を広げる方法が効果的だとされるのは、先読みするべき言葉とセットで記憶に入力するところに理由がある。その意味では、実践で吸収していくことほどの強みは、他には無い。自分が身を置く環境(仕事や交友関係)で連絡ワードの優先順位は変わる。先読みする力は、経験の蓄積で賄うもの。仕事では通用するけれど、何気ない会話が難しかったり、その逆もまたしかり。これは母語で考えてみても同じはず。

もう一つのキーワード、「補足と限定」
 話し手もまた、自分の意図する文脈を頭では先に流ししつつ言葉を発しているし、ネイティブな発想の文章はそのように作られていく。聞き手もその流れを先読みしながら理解することになる。先読みの方向はノーヒントでは全方向に向かう可能性を考慮しなければならない。でも、発想としては二つに分類することが出来る。その二つとは、外へ広がっていく方向と内へフォーカスしていく方向。ブレスト的に情報を付け加えていく方向と、条件の追加で的を絞っていく方向。これを補足、もしくは限定と解釈することができる。冠詞の“a”と”the”の使い分けや、関係代名詞“,which”と”that”の使い分けに、その発想のヒントを見て取ることができる。これを常に意識して、聞き取り、読み取り、そして自分が使ってみることで、ネイティブらしい使い分けに近づけるのではないだろうか。

 根っこにある発想は、これまでに考えてきたことの中にある。
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それを実践で活かす為には、ネイティブスピーカーが持っている無意識の前提条件を、学ぶ側として、まずは意識的に取り出さなくちゃならない。まだ気付いていないルールがあるはずだし、今回見つけたルールみたいなものが通用するかどうかも検証していく必要がある。

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