息を吸い、それを吐く
「それ」が私自身だ
一息ごとに
世界と混じり合い
熱を帯び
形を変え
広がりを変え
匂いを変え
また世界に溶け込んでいく
私が認識する私のこの体は
本体ではない
本体ではないが
私を形作る大事な要素だ
それでもこの身はいずれ朽ち果て
そのとき私はただ世界に溶け込む
私は空気のごとく軽い存在で
目にも見えず
留まることもなく
誰かを動かすこともない
それでも
消えることなく
またどこかで
誰かの吐く息の一部となり
漂い続ける
「それ」が私自身だ
一息ごとに
世界と混じり合い
熱を帯び
形を変え
広がりを変え
匂いを変え
また世界に溶け込んでいく
私が認識する私のこの体は
本体ではない
本体ではないが
私を形作る大事な要素だ
それでもこの身はいずれ朽ち果て
そのとき私はただ世界に溶け込む
私は空気のごとく軽い存在で
目にも見えず
留まることもなく
誰かを動かすこともない
それでも
消えることなく
またどこかで
誰かの吐く息の一部となり
漂い続ける