それにしても、である。
よくもまーこれだけ悲観的になれるな、っつーか。
これはむしろ日本の国民性だな、とか。
様々なことを感じるのである。
実際、オーストラリアに負けてからこっち私も周りは九割型の人間が
「クロアチアにも負ける」という。
そこには「どーせ」という接頭語が大体付いていて、そのニュアンスの奥には
「期待して負けたらショックが大きいから」という前向きなネガティブ思考が見え隠れしたりする。
それこそ「どーせ」なら小学5年生の私の甥のように「絶対負ける」と断言してくれた方が気持ちいいのだが。
いまや一億総代表監督時代であり、一億総評論家時代である。
曰く「何故あそこで小野なのだ?」
曰く「何故大黒を先発させない?」
曰く「何故ジーコなのだ?」といった具合である。
ところで今回のオーストラリア戦のジーコ采配をあの『ドーハの悲劇』の時のオフト采配に似ていたと評する向きもある。
あの時。
体力が消耗しきっていた試合終了間近になってオフトは武田を投入した。
「ここはピッチ上を動き回って荒らしまわる北沢だろ~っ!」と私も思ったものだ。オフトは武田が中盤でキープすることを望んだらしいのだが・・・結果はご存知の通り。
もうね、あの時のショックは口で言い表せないよね。
絶叫もなにもない。
唖然。あ・・・・・・・・ぜん。
一ヶ月以上放心してた感じ。
そのときと比べるわけじゃないけどさ。
何より一番大きな違いは
「次がある」ってことでしょ。
あの時はあれで終わりだったんだから。
「終了」だったんだから。それに比べりゃーね。
もちろん、この前のオーストラリア戦みたいな戦いだったら確かにみなさんのおっしゃる通り負けるでしょう。
あんなんだったら3連敗だよ。
でも、あんなんじゃないと思うんだけど。
力をだせば必ず勝てると思うんですが。
まじで。
負けたら?負けたらオレが坊主になってやる。