イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

GENE[ゲーン](18) 民主共和制国家〈ロナン連邦〉の原罪

2007年06月19日 08時12分47秒 | 小説

 二形(両性具有)の主人公イリ・イン・ラーチョオと同じく奴隷売買散り散りになった市井の民の一握りを除いた国民と共に、300人以上いた皇族は、イリの両親も含め全員、処刑されたために皇族とはいえ末席にすぎないイリは、第2の祖国《ロッサ共和国》をも無駄にプライドの高いセルゲ公王家ラカの口車に乗って滅ぼしたせいで、チャンシャン王国に流れゆき、先の国王ユンヤミン正嫡の王太子たる異母兄タオホンに続きヤンアーチェにも妾妃としてされ後宮にいました。しかし、13年前の《天空帝国ラーチョオ王朝》侵略&皆殺しに加担した大罪を犯した自国を恥じイリ心から愛するチャンシャンの現国王ヤンアーチェ・チャンシャンにはイリの素性を知って謝罪と己の仕打ちを恥じるマトモな心があり、イリに愛を請い正妃として迎えました。チーイン王朝最後の東宮ラカ・チーイン・チーインの従妹姫としてチャンシャンに潜入したワラウル・ドーテ・チーインによってイリ拉致された時、国王の責務を捨てヤンアーチェイリ救出に赴きました!

 ヤンアーチェ改めて嫁して“イリ・イン・チャンシャン王后陛下となる前、チーイン王朝の罪元凶たる東宮ラカ・チーイン・チーインに代わって彼の罪を…そして、己らがに従い犯した罪を償うべき〈ロナン連邦〉ラカの狂気の悪夢の贄に供すべく謂れなき殺戮と破壊により滅ぼされた《天空帝国》の皇族の最後の一人であるというイリの素性を知った途端、身柄を拘束し幽閉した これで、五百香ノエルを低レベルと言わなくて何だというのでしょうね 2つの皇統に分裂した別々の国家となっても、元は同じ皇統だったチーイン王朝の罪ラーチョオ王朝の罪だと言わんばかりにイリチーイン王朝の罪を背負わせ謝罪させるなんて、《GENE[ゲーン]》は駄作です。

 OAV『銀河英雄伝説』の「第61話 歌劇(オペラ)への招待」ヤン謀殺を企んだ最高評議会議長ジョアン・レベロ拘束した時[ジョアン・レベロ(CV=家弓家正)“何故、このような暴挙に出たのだ!?” ワルター・フォン・シェーンコップ中将(CV=羽佐間道夫)“お言葉ですが。暴挙とはあなた方のなさりようでしょう!私たちのことは置いても、ヤン・ウェンリー(CV=故・富山敬)への遇し方が公明正大であったと胸を張って仰ることが出来ますかな?” レベロ言いづらいことだが…国家の存亡は一個人の権利というレベルで語り得るモノではない。” シェーンコップ“一個人の人権を守るために国家の総力を挙げるのが民主国というモノでしょう!ましてや、ヤン・ウェンリーが貴方たちのために貢献してきた過去を思ってもご覧なさい!!と、民主共和制の心を語ったシェーンコップに感動しました!これを〈ロナン連邦〉ロクデナシのバルトに、無能な五百香ノエルに叩きつけてやりたい



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