イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

クリセニアン(5) ラニールは血筋だけで皇帝になったシェスラの種だ

2007年10月01日 04時47分32秒 | 小説
 ドラマCD化されたクリセニアン《夢語り》編「1 エル・デオの眠れる王に」に収録されている座談会に疑問があります。王子4人による座談会となっていますが、その4人の内の宮田幸季さんが演じているのはアンジュ&ジークの世話係である蛇族の青年デュカールであり、王子ではありません。

 ところで、フェランの意識を封じた邪悪な魔法を駆使した陰謀の黒幕新生エルミネール王国のもう1人の王であるジークにおぞましい恋心を抱くラリッサだと思います。何故なら、今回の魔法の小道具《リンバーグの悪女》ラリッサにしか咲かせることが出来ない紫の花スターノリアであり、むしろ愛しているのであれば己の心の内だけに秘めておくべきリンバーグの次期皇帝である皇太子ラニールがジークの種だという妄想は告げるべきではない故にジークの世話係であるデュカールは当然のことながら恨まれています。ラニールは彼女の夫であるリンバーグ皇帝シェスラの血を分けた息子だというのに、呆れた。私もラリッサは勿論、ジーク《魔法神殿》が要求した保険に応じてフェランを裏切ったアルジェリックも大嫌いです。

 リンバーグのおバカな皇太子ラニール父親譲りのおバカな思考や言動からも明白ですが、絶対に血筋だけで皇帝になったシェスラの子種の血を分けた息子です。

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