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イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

CSI:ベガス(1) CSIに殺された女

2008年11月06日 20時50分12秒 | ドラマ
 はらわたが煮えくり返った後に呆然となった 『CSI‐科学捜査班‐ 4』の最終回「キメラの遺伝子」でした。何故なら、レイプされた女性リンレイ・パーカー必死に抵抗して逃亡し、警察に保護されたので良かったとホッとしたのもつかの間でした。その後、証拠の一方的な見方をした為に、CSIは彼女をむざむざ死なせてしまったからです。

 白血病った末の弟骨髄移植した時、適合し助かる筈だったのに拒絶反応を起こしてんだ…その出来事により、再検査した医師から自分の遺伝子の秘密を聞かされ、強姦殺人を繰り返してもその秘密のおかげ逮捕を免れてきた、まさしく悪魔の如き精神異常者トッド・クームズ。そんな秘密のせいで、助かる筈のリンレイされてしまった それでも助かる筈でした 犯人《Chimera(キメラ)》でなければCSI双生児として生を受ける筈の胎児の片割れがもう片方に取り込まれて2つの遺伝子型を持つ遺伝子異常の《Chimera》を知っていれば…いえ、知らなかったにせよ、犯人の顔を見間違えたと思ったとしても護衛をつけていればです!! ところが、信じがたい事警察犯人の顔目撃した被害者であるリンレイ護衛容疑者の兄弟の監視もつけていなかった に、被害者“面通し”犯人だと言った男が人違いだったとしても、襲われた事実に間違いはなく、犯人が口封じに襲わない筈はないのです。

 見間違いだから再び襲われないだろうし、拳銃を入手する手伝いは出来ないから、と連絡先を渡すだけで済ませてしまったキャサリン一番悪い 一応、事件は解決はしましたが、助かる筈の女性をCSIは殺したも同然です 助けられた筈の被害者を逆に死に追いやった後で、犯人の秘密に気づき、逮捕なんて遅すぎる!しかし、犯人よりも、CSIよりも、アルコール絡みグリッソムの手を煩わせるサラには呆れる。ヒスなら余所でやれ

 家庭内暴力に耐え切れなかった母が暴力を振るっていた父を殺し里親の元で育ったサラが、その“過去”に苦しんでいるのはわかりますが、ただでさえ助かる筈の女性の前犯人を解き放ち、死なせてしまった後味の悪い最終回なので、『CSI‐科学捜査班‐ 5』でのグレッグ・サンダース(CV=村治学)の成長&活躍を楽しみにしている私としては、その放送が待ち遠しいのに2重に後味の悪いお話にしないで欲しかった、とサラを恨みたいくらいなのですから。

CSI:マイアミ(1) あの時間に戻れたらいいのに…

2008年11月06日 20時48分11秒 | ドラマ
 お互い愛し慈しむ幸福な家庭なのに、何故 妻ジョアン夫の部下のジョゼフ・ゼラと不倫を…しかし、息子のジェイソンよりはまだ寂しさのあまり肉体だけの関係夫を愛しているからこその寂しさからだけれど、すぐに終わらせたジョアンの方がまだマシ だったと思います。すぐに…1ヶ月で終わらせて短期間だったから浮気しても良いのか?と、彼女に呆れた人もいるかもしれません。

 しかし、妻と息子を愛し家庭を大切にしていたけれど、仕事仕事でもっと子供が欲しいと願っても夫が自分の肉体を子供の作れない体にする手術を受けてしまい、希望が断たれたのなら夫こそが元凶ではないでしょうか 息子のジェイソンにしても人間をボロボロにしてしまうヘロインの売人になって“パパみたいに仕事で成功したかっただけだ人が欲しがる物を売る、パパもそうしてたと言うから呆れた 麻薬の密売は犯罪だという自覚が皆無だった。

 誰も悪くないただ すれ違っていただけなのです、それなのに…どうすれば悲劇は起こらずに済んだのでしょうか

味方のフリをした女たちの悪意

2008年09月08日 18時03分23秒 | ドラマ

 シーズン3に突入した『スーパーナチュラル』のシーズン2の「第6話 壁の中の殺人鬼 No Exit」は殺人鬼の悪霊よりも味方にしてはトゲのある言動が怪しげだったエレン・ハーベルの真意が明らかになり呆れました。

 ハンターたちが集まるバーを経営しているエレンと亡き父のようにハンターになりたいと願う娘ジョアンナ・ベスは荒っぽいもののウィンチェスター兄弟の心強い味方のように見えました。アドバイスもしたりしていたので、余計に。ところが、それは表面だけのことだったのです。

 エレンの心の奥底にはウィンチェスター兄弟の父ジョンに対する筋違いな憎しみと、それを息子たちで晴らそうとする歪んだ感情が渦巻いていたことが、このエピソード6で明らかになりました。ジョーもまた母に事実とは異なる歪んだ情報を…父の死はジョン・ウィンチェスターのせいだと吹き込まれ、汚らわしいとディーンを拒絶する身勝手さを露呈し、この2人をウィンチェスター兄弟に引き合わせたスタッフの意図が理解できません。

 ジョンがエレンの夫(ジョーの父)を囮にしたのだとしても彼も承知の上だったに違いないのです。不本意な死に方だったとしたら本人が間抜けか卑劣な奴だったのでしょう。それをジョンやその息子たちのせいにするのは八つ当たり以外の何だと言うのでしょう。


S.W.A.T. 相棒とは名ばかりの都合のいい関係

2007年11月09日 09時09分12秒 | ドラマ
 リメイク映画『S.W.A.T.』で、

 主人公ジム・ストリート(CV=竹若拓磨)の忠告を聞き流したSWAT隊員の1人だったブライアン・ギャンブル自信過剰から待機命令を無視して独断で店内に侵入し、犯人グループに発砲してしまった。ギャンブルの人質の安全を無視した暴挙により、人質の女性は辛うじて助かったけれど負傷してしまう。

 ギャンブルに引きずられるように行動したストリートが犯人を確保し、何とか事件は解決したものの、ギャンブルが命令無視をしでかした上に人質に怪我を負わせた責任は重いのに元凶のギャンブルは反省せず、不当な責任追及だと憤慨するばかりでした。直接の上司ベラスケス警部補が必死に庇い諭しても聞こうとせず、小役人の責任者フーラー警部ギャンブルと彼を止められなかったストリートを責めた。

 それでも2人を庇うベラスケス警部補が嘆願してくれたおかげで処分は武器庫の管理への移動という比較的穏便なものになったというのに、ギャンブルはベラスケス警部補に感謝もしなければ巻き添えにしたストリートにさえ謝罪しませんでした。

集団自殺サイトの間抜けな女たち

2007年10月17日 11時33分32秒 | ドラマ

 再放送で土曜ワイド劇場『法医学教室の事件ファイル(21)スペシャル 集団自殺サイトで狙われた女たち “水槽に浮かぶ死美人”を追った殉職刑事の執念』を見たけれど、1人で死ぬのが怖くてもレイプされるよりはマシだから、1人で死ねばよかったのよ!所詮は出会い系サイトの1つに過ぎないサイトに首を突っ込んだ女たちが間抜けなのです。

 何故、水村透(西村和彦)を殺したの?彼だけは助かった方が良かった!二宮愛介(佐野和真)が日本に還って来たというのに。ところで、このお話で一番悪いのは集団自殺サイトで娘をレイプされて失った男・五十畑崇彦(田中健)とその協力者がいて、娘をレイプした男たちを次々と殺していったことよりも、レイプ犯よりも、その娘をレイプされた男が娘を弔って安らかに眠らせずに、ホルマリン漬けにして全裸の娘を飾っていたことです。この五十畑こそ異常者であり凶悪殺人犯です。

 津田玲子(中山忍)の想いは届かなくて良かった。こんな娘を愛していると言いながら葬儀を行い安らかに眠らせてもやらずに、ホルマリン漬けにして全裸のまま飾る男なんかとは縁がなかったと思うべきですね。同情してくれただけだとお決まりのそらっとぼけを発揮していた五十畑に、そこだけは褒めてやった。

 


ヒラメちゃん、ふたたび

2007年10月14日 12時18分46秒 | ドラマ

 2007年10月13日(土)の土曜ワイド劇場『法医学教室の事件ファイル(25)~北九州~横浜 配達された解剖遺体…女医二人が鑑定対決!魚のトゲに疑惑が!?~』で5人もの人間の命を奪い、今回の事件で3番目に殺された渡辺秋男を思い遣る男のフリをして実は血を分けた娘さえも殺した倉沢元司と名を変えた北九州の監察医・北崎静(かとうかず子)の嘗ての夫である犯人役でまたも“ヒラメちゃん”斎藤洋介さんの登場です。

 それも、無理心中を元妻の静に迫って自分だけが海に転落しながらも一命をとりとめ救ってくれた山口県の資産家夫妻を殺して財産を奪い、整形手術で顔を変え声帯手術で声までも変えて生き延びていた悪運が強い極悪人だなんてショックです。出来れば犯人に見える怪しい男と思いきや実は逆に必死で大切な人を守り命を賭ける役ではお目にかかれないのが無念です。


ウルトラセブン(7) 私はただ見守るだけ…

2007年10月01日 07時16分05秒 | ドラマ
 『ウルトラセブン誕生35周年記念“EVOLUTION”5部作』の「EPISODE:3(第4話) ネバーランド」[カザモリ・マサキ(山崎勝之)“そうか…君は…。” 円盤竜(CV=二又一成)“そう。私はウルトラセブンとは違う星からやって来た恒点観測……私はただ見守るだけ!この星の未来を決めているのは私ではない…それはこの星を司る意志。”と言っていましたが“見守るだけ”を逸脱したように思われます。

 キサラギ・ユキを庇って銃弾に倒れたハヤカワ・サトミ(鵜川薫)セブンとは異なる星の恒点観測員である円盤竜によって光の粒子に変えられ馬の首暗黒星雲の牢獄に幽閉されたセブンに降り注ぎ“セブン…ウルトラセブン!お願い!!…地には平和を。”という祈りによってウルトラセブン復活し、遙かなる宇宙の彼方から降臨したセブンと融合し完全に覚醒したカザモリ新生ウルトラセブンとしてネオパンドンに立ち向かいました。

 EPISODE:5「アカシックレコード」のラストカザモリ=新生セブンは考えます。“しかし。こうも考えられないだろうか?ガルト星人が記録した滅ぶべき人類の未来こそ真実だった。だが、何者かがその進化樹の未来を少しだけ書き換えた!でも、それが出来るのはミュー粒子を自在に操ることが出来る存在、人々は本能的にその存在の姿を知り、神と等しく崇めてきたのでは!?星の命運を変えてしまうこと…それは確かに罪かもしれない。でも、この星の上で一生懸命に生きようとしている小さくか弱い生命体のことを好きになり、その祈りを何者かが聞き届けたのだとしても私は責めることはできない!!もし、三度(みたび)、同じことが起きれば私もまた人類のために罪を犯してしまうだろう。”と。一人称「俺」ではなくて「私」であることから、この言葉はカザモリと一心同体のモロボシ・ダンが言っているのではないかと思われます。

 サトミを肉体ごと彼女の願いと共に光の粒子に変え、馬の首暗黒星雲の牢獄に幽閉されたセブンに降り注いだことにより彼が復活したのですから、ただ見守るだけを逸脱して、セブンのように宇宙の掟に背いたのではないでしょうか?円盤竜は。

愛する星児を捨てた南夕子の罪

2007年09月29日 04時10分31秒 | ドラマ

 馬鹿げているとしか言いようがありません。『ウルトラマンA(エース)』の「第28話 さようなら夕子よ、月の妹よ」で、北斗星児&南夕子の合体編は終焉を迎えた。超獣ルナチクスによって嘗ては美しい星だった月を滅ぼされ冥王星に生き延びた月星人は、自分たちの故郷・月の二の舞にしてはならないと決意し、夕子は彼らの許から派遣されてきたことを告げ、地球を去って月星人の文明を再建すべく同胞の待つ冥王星に帰還しました。しかし、何故、星児を捨てて月星人の同胞の許に…冥王星に戻らなければならないのでしょうか?そのまま、愛する人と共にA(エース)として闘い続け、最終回ではA(エース)と分離し星児と結ばれ地球に帰化して生きれば良かったのに。


ネクサス(1) 現実的思考に欠ける松永たち

2007年09月27日 07時48分18秒 | ドラマ

 私は平成3部作の『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンガイア』、そして、自己保身を図ったM38星雲の同胞により馬の首星雲に幽閉されたウルトラセブンと彼の分身カザモリ・マサキが融合した新しいセブンの苦悩と闘いを描いた『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』に続いて、短縮と打ち切りの不運に見舞われながらも『ウルトラマンネクサス』が大好きです。それにしても、TLT(ティルト)の上層部管理官・松永要一郎には、デュナミスト(適能者)と協力して闘った方がという考えはなかったのかしら?ウルトラマンの力を武器として手に入れようと人体実験第2のデュナミスト姫矢准(ひめや・じゅん)第3のデュナミスト千樹憐(せんじゅ・れん)に行った松永ですがそのように人を人とも思わないような真似をしてまで力を欲するのは利敵行為であり敵(ダークザギ)とやっている事は同じだと分からなかっなんて!

 それにしても機密保持の為ならばあらゆる意味で手段を厭わないような言動が顕著な管理官ですがその割には間抜けですよね?娘の記憶を消さなくてはならない破目になったのはの写真をうっかり自宅で落として見られてしまったから!神出鬼没なのは第5のデュナミストである主人公・孤門一輝憐の恋人・瑞生を部下に監視させていたからであり抜け目がないように見えて娘には気が緩むのかしら?

 記憶を消すぞと脅せば孤門たちが引き下がると本気で思ったのかは分かりませんが憐を救出され逃げられてしまったりもしましたね。ところで、石堀(山岡一=ダークザギ)が自分でデータを消去しながら和倉に姫矢を実験して得た武器が使えなくなってしまった事を問いただしていましたがその時に影で話を聞いていた平木詩織の方がよっぽど不審人物に見えましたが彼女はあそこで何をしていたのでしょうね!?たまたま話を聞いてしまったようには見えない怪しげな行動に私はハッキリ言って彼女がスパイかと疑っていました。 

 因みに、第1のデュナミストは真木舜一です。 


あしたの愛-彷徨える日本人たちのプロローグ

2007年06月18日 03時41分24秒 | ドラマ
 小松左京氏の空想科学ドラマ『日本沈没 第1部』(光文社版)ドラマ化した『日本沈没』は、2番目の映像化作品であるTVドラマ小野寺俊夫:村野武範 阿部玲子:由美かおる 田所雄介:小林桂樹 中田一成秘書官:黒沢年男 邦枝助教授:山本圭etcによる『日本沈没』 (1974年)です。この作品は、どの『日本沈没』よりも心に残っているのは、最初に見たモノだからというのが一番の理由だと思います。その次に観たのは小野寺俊夫:藤岡弘 阿部玲子:いしだあゆみ 田所博士はTV版と同様 中田一成秘書官:二谷英明 邦枝助教授:中丸忠雄etc…私が最初に見たTVドラマ版に先んじて制作され、公開された劇場版の『日本沈没』(1973年)でした。但し、原作者・小松左京氏によれば“世界を彷徨う日本民族の行く末”…これこそが『日本沈没』のメイン・テーマであり、映像化された部分“日本の国土が殆ど消失する沈没現象”壮大なる序章 …そう、舞台設定として岩礁のような欠片を残して日本海中に没したとか

 TVドラマ版DVDの完結巻に収録されていた談話作ではシベリア鉄道みたいな列車で日本民族が放浪する第1部(映像化された部分)で終わっと話していた通りに、昔の映画での小野寺が怪我を負いながら玲子との再会を夢見て貨物列車に揺られているラストのシーン心に残っています。リメイクされた映画『日本沈没』(2006年)地盤沈下大地震などの災害、そして洪水最後に日本が沈没するシーン昔の作品に比べるべくもなくリアルに描かれているのでしょうが、映画を観たいという吸引力どころかを動かされる魅力さえ感じない のです。

 TVドラマ版での、五木ひろしさんの歌う主題歌「あしたの愛」はとても素敵です。「第14回 明日の愛」阿部玲子の高校時代のクラスメイトであり、彼女に想いを寄せる遠洋航路の航海士・桂省吾役ゲスト出演した五木さんの船出にかぶさるように、“日本沈没”という哀しい現実を描くドラマの主題歌が流れました。五木さんの演じる田所《気ままなカモメ》という“噴火の映像や地震のデータetc”を送り続けていました。嘗て、新潟地震で両親を失ったは、何かの形で日本の地震研究に役立ちたいと心に誓ったからだったのです。ラストの、遠ざかるの乗る船を見送りながら、“今度、あの青年が還ってくる時は…日本はもう……”という田所博士の言葉が重かった。

 TVドラマ版唯一の欠点というか、いい加減なシーンを答えるならば、最終回「東京最後の日」高台から足を滑らせて落ちかけている玲子と彼女を助けようとする小野寺が助かったのか否かはどうなのか?救助のヘリが来たけれど2人が洪水に呑み込まれて死んだかもしれない可能性もあるので、その重要な部分がハッキリせず、“日本は沈没した”というナレーション(内藤武敏)で幕になっている事です。