SSSB 新前橋町壮年ソフトボール

最近は4代目管理人が好き勝手に野球やメジャーのことも書いています。

背番号28といえば

2021年03月07日 | 背番号の話
背番号の話、19回目の今回は「28」についてです。
寺尾聰主演の映画『博士の愛した数式』では「28」は完全数と紹介されています。
完全数とは、正の約数の和に等しくなる自然数のことで6(1+2+3)、28(1+2+4+7+14)の次は、
496(1+2+4+8+16+31+62+124+248)となります。

映画の中でも“完全数28”を背負う江夏豊が紹介されています。
シーズン401奪三振の達成、オールスター9連続奪三振、江夏の21球等、数々のエピソードが有名です。
V9巨人に何度も立ちはだかり、王貞治の最大のライバルであり幾多の名勝負を繰り広げました。
その後、南海、広島、日本ハム、西武と渡り歩き206勝193Sを記録しています。
ただし、「28」を背負ったのは阪神時代だけでした。

左腕投手の「28」が継承されたのはむしろライバルだった巨人でした。
V9の後半にデビューした新浦壽夫は4年連続二桁勝利をマークする等主戦級として活躍し、
韓国に渡り、その後大洋、ダイエーでも「28」を背負っています。
その「28」の系譜は元近鉄のエース・阿波野秀幸、メジャーでも活躍した岡島秀樹、金刃憲人、高木京介、田口麗斗へ受け継がれます。

中日では都裕次郎、ロッテでは園川和美、ソフトバンクの大隣憲司等が代表的でしょうか。
なかでも阪急・オリックスの左腕エース“遅球王”星野伸之は176勝をスローカーブを軸に積み上げています。
130km台のストレートと100km代のスローカーブで三振の山を築いていました。

なぜか江夏後の阪神の「28」は中田良弘、福原忍等の右腕が背負い、現在まで左腕は一人もいません。

一方、打者に目を向けると「鉄人28号」というわけではありませんが、
広島の“鉄人”衣笠祥雄が若手時代に着けていた背番号でもあります。
70年代から「27」「28」と並んで捕手番号であるケースが多く、衣笠も捕手としてプロ入りしています。
そして、外見がメガネと青のプロテクターで「鉄人28号」っぽかったのがヤクルトの八重樫幸雄。
ピッチャーにほぼ正対する独特のバッティングフォームは有名でした。
なお、衣笠と八重樫の実働23年は長らくセ・リーグ記録でもありました。さすが鉄人(笑)。

SSSBでは本日誕生日の鉄人サイトーさんが「28」を着用しています。
お誕生日おめでとうございます!

参考記事
【背番号物語】
SPAIA「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

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1 コメント

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2021-03-07 19:47:06
お誕生日おめでとうございます!
江夏の肩、八重樫のパワー、衣笠の頑丈さにちょっと似てますサイトーさん!!

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