マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

金メダル獲得数とコロナ新規感染者数の奇妙な競争に思う

2021-07-25 22:29:55 | 社会問題
23日から始まった東京五輪ではいろんな理由により日本勢の大活躍が予想されているが今日までに5個の金メダルを獲得したことから早々に現実味を帯びてきた。
強行開催を差配した首相は大喜びの体で早速金メダル第1号の高藤選手に電話で祝意を伝えていたがほかの金メダリストにはその都度「おめでとうコール」を行うのであろうか。
金メダル第1号の高藤選手だけ特別扱いというのも不自然だし、と言って金メダリスト全員となると乱発気味で安っぽくなるしねぇ、・・・悩みどころだ。
そうそうもう一つ、これは本当に悩ましいのだがコロナの新規感染者数がこのところ急速に増えている。
今日は全国で5000人を突破したとのことでこれは本当に頭が痛い。
従来の例からすれば医療機関のひっ迫度は間違いなく危険ゾーンに入ってくるだろう。
首相が連呼していた「安心安全なオリンピックの運営」も疑わしくなってきた。
首相が最も恐れているオリンピック中止論の台頭も全く考えられないわけではなくなった。
どうも金メダル獲得数とコロナ感染者数が奇妙な競争を行っているような気がする。
オリンピック賛成派と反対派の鍔迫り合いがこの指標に象徴されているように思うのである。
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オリンピックの競技が本格的に始まった

2021-07-24 21:01:32 | オリンピック
昨日の開会式に引き続き今日から本格的に競技が始まった。
今日はお家芸の柔道で男女が金、銀メダルを獲得したのでまずまずのスタートである。
あらためて感じたのがマスメディアのオリンピック報道に関する熱の入れ様だ。
つい先日までオリンピック開催に消極的だった番組もどこかに消え失せてしまった。(笑)
視聴率を考えるとオリンピックはやはり化け物コンテンツなのである。
首相がたとえ無観客でも「開催」に固執するのももっともだ。
もしも止めようものならコロナ禍対策の失政をいつまでも言われ続けるからねえ・・・。
ただ気をつけなければいけないのはコロナ禍報道が減ったからと言って状況が好転したわけではないということだ。
いや、それどころか首都圏の直近の感染状況を見るとリスクは高まっているのである。
マスメディアには過度にオリンピックに踊らされることなく社会の木鐸として冷静なスタンスを保持してほしいと思うものだ。
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「コロナ勝ちオリンピックの夢霞む」

2021-07-23 07:44:35 | 政治
「コロナ勝ちオリンピックの夢霞む」
つい先ほど詠んだ季語なしの一句だ。
今日オリンピック開催日を迎えるのだがどこか気分は晴れない。
予期しなかった陽性反応に泣く泣く競技参加を諦め帰途につく選手もいる。
何年も前から観戦を楽しみにしてきた多くのチケット購入者はその機会を手放した。
大会運営関係者は上から下まで朝令暮改の感染対策に忙殺され混乱気味である。
主催者の一員である首相は「人類がコロナに打ち勝った証」と意気込んでいたが現状は程遠いのである。
「オレ達を甘く見るんじゃねえ」というコロナウィルスの声が聞こえてきそうだ。
「be humble (謙虚であれ)」とは逆境をはね返してアップル社の再興を果たしたスチーブ・ジョブズが大学の卒業式で卒業生に送った言葉の一部だが今こそ大会運営に携わるリーダーはこの言葉の意味を噛みしめる必要があるのではないか。
今となっては遅すぎるという声もあるにはあるが決してそんなことはないだろう。
東京五輪は今日から開催だしパラリンピックは9月まで続くんだからね。
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東京五輪のスポンサー対応に思う

2021-07-21 11:32:32 | 社会問題
連日東京五輪に関する話題が続くが今日はスポンサー関連について触れたい。
昨日経済3団体のトップが五輪開会式への出席を見送ったとのニュースがあったがこれには政府・五輪組織委はある種衝撃をもって受け止めたのではなかろうか。
誰だったかは失念したが欠席に理由について「総合的に判断した」というようなフレーズを用いていた。
このフレーズは首相が事あるごとに不必要なまでに多用しているがそれを逆手にとって使用していたことに思わず笑ってしまった。
経済3団体のこの意思決定は会員企業の東京五輪との間合いに影響を与えるのではないか。
それにもう1つ、五輪事務方のスポンサー対応スタンスについて気になる動きがあった。
学童を迎え入れることになった主催者がスポンサーになっているコカ・コーラ社に配慮してそれ以外の飲料を持ち込む際はラベルを外して持ち込むように通達していたことだ。
こんなことはコカ・コーラ社も望んでいないと思うし、もしも聞かれたら「そんな通達は止めてほしい」と言うのではないか。
どうも五輪組織委は忖度は得意だが実は空気を読めない団体ではないかと思うのである。

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五輪組織委員会の惨状に思う

2021-07-20 10:46:35 | 社会問題
五輪組織委員会の惨状は目を覆わんばかりである、まさに開会直前というのに・・・。
開会式の楽曲制作を担当していたミュージシャンが過去の弱者いじめ問題で内外からの批判が高まっていたが何と事務総長は「本人は既に反省している」として続投の意向を表明していた。
いくら期限が迫っているとはいえこの判断は甘すぎるとして五輪組織委は謝罪と当該ミュージシャンの辞任受け入れに追い込まれた。
全くこの惨状はどうしたことか。
全五輪組織委員会会長の女性差別発言や開会式プロデューサーのタレント容姿揶揄発言が結局辞任に至った教訓はまるで生かされていないのである。
そうそう、コロナ禍の中で安心安全な大会運営を担保するプレイブックにも不安箇所が見つかり修正を余儀なくされている模様である。
この期に及んでプレイブックに修正、などとあってはやっぱりバブル方式に何らかの無理があったのではないか。
五輪関係者の中でもう数十人も感染者や濃厚接触者が判明しているがこれ以上増えることがあっては目も当てられない。
首相は口癖のように「安心安全な大会運営」を繰り返しているがその判断基準については一切明らかにしていない。
開催直前にあって国民の不安は高まるばかりである。
本当に現体制で世界が一つになるスポーツの祭典が実現するのであろうか・・・。
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