マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

ICC(国際刑事裁判所)のイスラエル首相逮捕状請求に思う

2024-05-22 19:38:50 | 国際問題

ICC(国際刑事裁判所)のイスラエル首相ネタニヤフ首相に対する逮捕状請求決定が大きな波紋を呼んでいる。

当のネタニエフ氏の反発は言うまでもないが米国まで「誤った判断だ」としてICCを批判している。

しかし今回のイスラエルのガザ地区における行動はハマスに対する追撃というレベルを超え民間を巻き込んでいる現実がある。

人道上まさに戦争犯罪に値すると言っていいのだ。

ICCはイスラエルと同様にハマス幹部についても逮捕状を請求しているので喧嘩両成敗、リーズナブルな判断だ。

ロシアのプーチン大統領への対応といい、今回のイスラエル、ハマスへの対応といい、ICCは頑張っているねぇ。

これで侵略行為をリードしたり下手な対応を行った国家リーダーは国際社会から徐々に締め出されていくことになる。

少なくとも紛争の抑止にプラスに働くことになるだろう。

ロヒンギャやクルドだって同じような状況に置かれていないかねぇ・・・?

 

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米メジャーリーグ韓国開幕戦の謎に思う

2024-03-20 18:05:37 | 国際問題

いよいよ米大リーグの一部がソウルで開幕する。

このソウル・シリーズで日本の大谷やダルビッシュ、山本が出場するとあって日本のメディアは大騒ぎである。

特に大谷はドジャーズ・デビューの上に夫人帯同だし、山本は大リーグ・デビューなのだから日本で盛り上がらない筈はない。(笑)

ふと気になったのは韓国での開幕戦が決まったいきさつだ。

韓国出身選手もいるにはいるが日本選手のネームバリューには敵わないだろう。

スタジアムのキャパシティも日本のそれには敵わない。

それなのになぜ今韓国で、なのだろう?

誘致活動が不十分だった、・・・・? そんな話も聞かないねぇ。

ただ来年は札幌・エスコンフィールドでの開催戦の話があるようだから期待しておこう。

それにしても大リーグの運営はダイナミックなんだねぇ。

日本のプロ野球公式戦が海外で開催されたことがあるのだろうか?

外国人選手の受け入れには積極的だが運営の国際化はまだまだ先の話になりそうだ。

 

 

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出稼ぎに頼る国、受け入れる国

2023-10-29 14:54:28 | 国際問題

先日品川の或るインド料理レストランで食事をした際忘れ物してしまった、年だねぇ・・・。(トホホ)

翌日そのレストランに電話したら幸い店で保管しているという。

早速受け取りに行ったのは言うまでもないが全て一部始終を対応してくれたのがスリランカ出身の若い女性だった。

彼女の年齢からしてまだ日本での滞在歴も浅いような気もするが電話での対応も全く過不足がなかった。

その対応力には思わず敬服する。

話は飛躍するがそのスリランカには韓国向けの出稼ぎ予備校があるという。

そうそう、アジアには低成長、高失業率に悩む国と少子高齢化、慢性的労働力不足に悩む国の二極化が進んでいるのだ。

前述のスリランカの出稼ぎ予備校はその両者をつなげるパイプなのだ。

我が国でもすでに若年層を中心にした労働力不足が始まっている。

今のままで外国人労働力獲得競争に韓国、中国などと競争して打ち勝っていけるのか、本当に心配だ。

少子化対策も全く進んでいないのにねぇ。

行政ももっと真面目に考えるべきだ。

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イスラエルのガザ侵攻に第3次世界大戦の影を見る

2023-10-15 16:22:06 | 国際問題

イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ総攻撃開始期限が迫っている。

今回はガザを実効支配する軍事組織ハマスに対する報復措置ということだから戦火は相当熾烈なものになるだろう。

ガザは人口密度が世界最高レベルでしかも狭いエリアなのでイスラエル軍が退避命令を出しても退避エリアがない。

どうもイスラエル軍の要請は「(戦闘員以外は)ガザ地区の北部からは立ちのき、南部へ移動せよ」とのことだから今後数日間のうちにガザ北部は完全に廃墟化し南部の人口は現在の2倍以上に過密化するのかもしれない。

想像しただけでも悲惨な状況だ。

それよりも考慮すべきことは今回の偶発的な出来事が全世界を二分させつつあることだ。

先ず中国、ロシアはイスラエルの支援を鮮明にしている米国との関係から間違いなく反イスラエル色を強めるはずだ。

米国およびその同盟国はイスラエル擁護を鮮明にする。

アラブ諸国は対米との関わり度合いで濃淡があろうが民族的には親パレスチナだ。

今後ガザ情勢が厳しさを増せば増すほど中露、アラブ諸国と欧米各国との溝は大きくなる。

第3次世界大戦などという恐怖と戦慄に満ちた言葉は持ち出したくないがそういう恐れも十分ありうるのではないか。

今や国連などもアテにできないし、かといって米国もかっての威光を失てしまったからねぇ。

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中東火薬庫の暴発に思う

2023-10-09 18:29:39 | 国際問題

かって「第〇次中東戦争」などという言葉があった。

第二次世界大戦が終わってからもここ中東だけは戦火が絶えなかったのだ。

無理もない、この地はイエス・キリストの時代から頻繁に戦争が起きていたからねぇ。

しかし先だっては中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交を正常化、微妙な変化を感じ取ったものだ。

加えてウクライナ・ロシア間、アゼルバイジャン・アルメニア間など周辺で紛争状態が続いていたのでイスラエル・パレスチナ間の険悪な関係はその存在が相対的に薄れていた。

ところが、ところが、憎悪はいささかも消滅していなかった。

今度はパレスチナ側の軍事組織ハマスが先に手を出した(それも相当な準備期間をかけて)。

対してイスラエル側は「ハマスを壊滅する」と息巻いている。

やれやれ、憎悪の連鎖を断ち切る妙案はないものか。

1990年代に両者が受賞したノーベル平和賞もやっぱり「画に描いた餅」だったんだねぇ。

 

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