幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「Invent & Wander」ジェフ・ベゾス著 ”人材に投資し、顧客サービスを追究”

2022-03-12 12:32:12 | 本の紹介
・ヘッジファンドで働いていた1994年、インターネットが年率2300%を超える速度で成長しているという統計をたまたま目にした。ベゾスは何としてもこのロケットに乗りたいと感じ、オンライン小売店舗を開くというアイデアを思いついた。カタログによる通信販売のデジタル版のような構想だった。
最初はひとつの商品からはじめるのが妥当だと考え、書籍を選んだ。ひとつには彼が本好きだったこともあるが、書籍は生鮮品などとは違って腐らない商品であり、二大取次業者から仕入れができることもよかった。しかも、出版されている書籍の点数は200万タイトルを越えている。それほど多くの書籍を置ける物理的な書店はない。

・アマゾン・ドット・コムは1995年7月16日に開店した。・・・。友だちの口コミ以外にはマーケティングらしきことは何も行っていなかったのに、初月から全米50州すべてと45か国から注文が入った。

・最重要の「5つのポイント」
1)「長期」に目を向ける
2)しつこく情熱的に「顧客」に集中する
3)「パワポとスライド」のプレゼンを避ける
  上限6ページのレポート
4)「大きな判断」に集中する
  「後戻りできる決定」/「後戻りできない決定」(後者は注意深く行う)
5)「適材」を採用する

・「長時間働く、一生懸命働く、賢く働く、いろんな働き方がある。だがアマゾンではその3つをすべて同時にしなくてはいけない」

・「試し読み」という新しい機能も開発しました。

・お客様の利便性と購買体験を改善するために行ってきた施策の中でも最も重要なもののひとつが、たまたま変動費を大幅に下げることにつながっていることを、ここでお伝えしておきたいと思います。その施策とは、ミスやエラーの根本原因を取り除くということです。

・アマゾンでは、データに基づいて重要な意思決定が行われることが多々あります。答えが正しいか間違っているか、よりよい答えかより悪い答えかを、数字が教えてくれるのです。この手の意思決定は、アマゾンの得意とするところです。

・コスト構造が効率的でなければ、顧客体験の向上を追求できません。どこを見ても(当然目に入るわけですが)、経験豊富な日本の製造メーカーが「ムダ」と呼ぶものがあちこちで見当たります。私はそれを見ると力が湧いてきます。

・KDF(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)の印税率は著者にとっては革命的です。
作家への印税率が70%なのです。大手出版社が電子書籍の著書に支払う印税率はたった17.5%です。

・キャリア・チョイスというプログラムもその1つで、社員が飛行機の整備士や看護師など人手不足の分野でのスキルを身につける場合には、その学費の95%をアマゾンが前払いします。アマゾンの仕事と関係のない分野でもかまいません。

・ペイ・トゥー・クイット
年に一度、社員に、辞めるならお金を支払うと提示します。初年度は2,000ドル。次年度以降は毎年1,000ドルずつ上乗せされ、上限5,000どるまで続きます。
「お願いなのでこの話に乗らないでください」というのが、キャッチフレーズです。これは本音で、辞めてほしくないのです。
ではなぜ、そんな話を持ちかけるのでしょう? それはこの機会に、自分が本当に何をしたいのかを考えてもらうためです。自分が働きたくない場所にいることは、長い目で見ると社員にとっても会社にとっても健全ではありません。

・バーチャル・コンタクト・センター
顧客サービスの社員は自宅にいながらにして、アマゾンとキンドルのお客様向けサポートを提供できるようになっています。

・アマゾン・スマイル
買い物のたびにお客様がお気に入りの慈善団体を支援することができる。

・メイデイボタン
メイデイボタンに触れるだけで、アマゾンのスタッフがファイアHDXの画面上に現れて、どんな機能の使い方でも画面上で図解したり、お客様自身で何かを操作する方法を教えたり、またはスタッフがお客様のためにそれをしてさしあげたり、お客様にとって最もいいやり方をお教えします。
メイデイのサービスは24時間365日ご利用になれますし、応答の待ち時間を15秒以下を目標にしています。

・マーケットプレイス
その割合が40%を超え、世界中で200万人を超えるサードパーティ出品者がマーケットプレイスで商品を販売しています。

・競争相手よりお客様にこだわること、熱を込めて新しいことに取り組み、道を切り開くこと、失敗を厭わないこと、辛抱強く長期に目を向けること、そしてプロとしての誇りを持って優れた業務運営を行うことです。

・アマゾンは失敗するには最高の会社で(たくさん練習できます!)、失敗と発明は切っても切り離せないものだと考えています。何か新しいものを生み出すには失敗が欠かせませんし、前もってうまくいくとわかっていたら、それは実験ではありません。
たいていの企業はイノベーションを奨励すると口では言っても、そこに至るために繰り返し実験に失敗する覚悟はありません。

・意思決定のコツ
1) 硬直的な意思決定のプロセスは厳禁
2) 間違った判断については、早く気づいて正せるようにしておかなければなりません。
3) 「反対してもコミットする」
4) 考えの本質的な違いを早めに認識し、すぐに上にあげて処理することです。

・プライム
立ち上げから13年で、有料会員数は世界で1億人を超えました。

・AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)
200億ドルの年間売上
機械学習、AI、IOT、サーバーレスコンピューティングといった新しい領域で、それが顕著です。

・アレクサ
アレクサ搭載デバイスはアマゾンでもベストセラーアイテムになっています。

・アマゾン・デバイス
2017年はハードウェア売上も過去最高を記録しました。

・プライムビデオ

・アマゾン・ミュージック

・ファッション
数千万人のお客様がお買い物にやってくる場所になりました。

・ホールフーズ
ホールフーズの買収を完了し、高品質の自然有機食品をみなさまにお届する決意を発表。

・アマゾン・ゴー
レジでの清算不要の新しいタイプの実店舗。

・トレンジャートラック
高級ブランドの牛肉から任天堂の最新ゲームまで様々な注文商品を荷台に詰めて走っている。

・みずからを会社の所有者と考えて仕事に取り組める多才で優秀な社員を採用し、引き留めることに、いまも力を注いでいる。
そのためには、社員に投資することも重要です。
従業員への投資は事業にもメリットになると固く信じています。

・(母が)私を産んだのは(高校生の)17歳のときだった。
祖父は「退学にはできないはずだ。公立高校なんだから」と掛け合った。
校長先生がこう折れてくれた。
「わかった、卒業まで高校に残っていもいいが、課外活動は禁止するし、ロッカーも持たせない」
祖父はとてお聡明な人物で、校長に
「わかった。それでいい」
と伝え、母は高校を卒業できた。
母は私を産み、その後、父と結婚した。私の本当の父と。本当の父は生物学上の父ではない。

・私は理論物理学者になりたかったので、プリンストン大学に行った。・・・
ヨサンに難問を見せると、しばらくじっと見つめてから「コサイン」と言った。わけがわからず、「どういうこと?」と聞くと、「それが答えだ」という。・・・
この世界では先がないと思った私はすぐに専攻を変え、電気工学とコンピューターサイエンスを勉強することにした。

・「あなたの選択があなたという人間をつくる」プリンストン大学の卒業生に向けて

・マーティ・バロン(ワシントンポスト)
「政権は私たちと戦っているかもしれない。だが私たちは政権と戦ってはいない。私たちの仕事をしよう。自分たちの仕事に専念すればいい」

・「よし、私はこの案には絶対反対だが、君たちのほうが私より現場のことをわかっている。私たちのやり方でやってくれ。あとになって『そら見たことか』なんて決して言わないと約束するから」

・失敗には2種類あると私はよく言っている。ひとつは実験的な失敗だ、新しいプロジェクトやサービスを開発したり、何らかの実験をしてみてうまくいかなくても、それはかまわない。これは前向きな失敗だ、この手の失敗はどんどんやっていい。
もうひとつはオペレーションの失敗だ。アマゾンはこれまで数百件の物流センターを建ててきて、社内にはノウハウがある。もし新しく立ち上げた物流センターがまったく使いものにならなかったら、ノウハウをうまく実行に移せていないだけだ。これはダメな失敗だ。
この二つの失敗を区別して、発明をイノベーションを追いかけることが必要になる。

・ベンス・デイワン基金
2018年に20億ドルの原資で発足した。
1) ホームレスの家族を助ける活動を行っている非営利組織に資金を提供すること
2) 低所得地域で生まれつつある新しい良質な非営利幼稚園のネットワークをつくることである。

感想
アマゾンがどんどん大きくなっている理由を知ったように思いました。
いろいろありますが、大きいのは2つ。
人材に投資していること。
顧客サービスの追求をしていること。
真似をしようと思ってもなかなかできないのではないかと思いました。

本のネット販売の会社だと最初思っていましたが、それは最初の入り口だったようです。

祖父の影響を大きく受けて育ったようです。

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