幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「死はこわくない」立花 隆著 ”立花隆さんも死は怖かった”

2021-08-10 01:50:00 | 本の紹介
・「死は怖くない」という心境に私が到達したのは、番組の取材を通じて臨死体験に関する新たな知識を得たからという理由以上に、年を取ることによって死が近しいものになってきたという事実があります。

・小倉先生(当時東大文学部倫理学科助教授)
「ぼくも旧制高校のころ悩みましたよ。一人で寝ている。明日起きたときに自分がいなかったらどうしようと思うと、恐くて眠れなくなる、正直いって、今でも死は恐いですよ。自分というものがなくなっちまうってことは悟りきれない」
小倉さんのこの言葉を聞いたとき、僕はホッとしました。

・僕は、高校三年生ぐらいから、大学のはじめにかけて何度か自殺したいと思ったことがあるんです。(原因は?)失恋です。思い詰めて自殺したくなったんです。本気でやりたいと思うと、具体的行動が必要です。具体的に何をどうするのか。第一歩をああでもないこうでもないと考えあぐねているうちに、自分はその一歩が踏み出せない人間なのだということがわかって、自己嫌悪におちいりました。

・カミュ「シーシュポスの神話」
「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。自殺ということだ。人生が生きるに値するか否かを判断する、これが哲学の根本問題に答えることなのである」

・ギリシャの哲学者エピクロス
「人生の最大の目的とは、アタラクシア=心の平安を得ることだ」
「あなたが死を怖れるとき死はまだ来ていない。死が本当に来たとき、あなたはそこにいない。だから死を怖れるに当たらない」

・人間の心の平安を乱す最大の要因は、自分の死についての想念です。結局、死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験なのだから、いい夢を見ようという気持ちで人間は死んでいくことができるんじゃないか。そういう気持ちになりました。

・名古屋内科医会会長も務めた毛利孝一さんは生涯に三回も臨死体験をしました。
一回目は心筋梗塞で42歳のとき、二回目と三回目は脳卒中で、それぞれ68歳、78歳のときです。
一回目と二回目の臨死体験はハッピーなもので、こんなに楽に死ねるのかと思ったらしい。ところが三回目は、とにかく暗くて寂しい体験だった。彼によると、はじめの二回は温かい蒲団の中で生理的に快適な状態だったのに対して、三回目は救急病院で薄い病院着一枚だけで寝かされてていたということです。

・「コンポスト葬」
遺体を他の材料と混ぜ、発酵させるなどしてコンポスト(堆肥)にして畑に撒くのです。

・『「燃えつきない」がん看護』安達登美子/平山正実共著

・『感情と看護-人とのかかわりを職業とすることの意味』武井麻子著

・私が看護に詳しい理由
1) 私の息子の嫁さんが看護師なんです。
 ・想像以上に肉体的・精神的な労働環境が厳しい
 ・先輩後輩の上下関係の厳しさ
 ・患者さんとの関係の難しさ 
2) 私が入院を何度もしていて-全部で5回じゃきかないでしょう-患者として看護師の皆さんを見る機会が多い。 
3) 僕の教え子には看護師が結構いるんです。

・PRパーシャル・レスポンス(partial response=部分寛解)
 CRコンプリート・レスポンス(complete response=完全寛解)

・死について考えるとき、基本的に考え方は二つあります。
1)『人は死ねばゴミになるー私のがんとの闘い-』伊藤栄樹著
2)人はある意味で死んでも死なない、というか、この世界とつながっていて、死んでもこの世界を見守っている。

・意識とは何か
 感覚/感情/行動/記憶/・・・

・クリストフ・コッホ(アレン脳科学研究所所長)
「脳の働きは、脳の神経細胞が作る回路の働きを総合したもの」

感想
私は死を意識したのは小学4年生位だと思います。
自分もいつかは死ぬんだ。
人は死んだらどうなるんだろう。

死は今でも怖いです。
ただ、わかったことは、今生きているから怖いのであって、死んだらそれを意識することもないということです。

38歳の時、胃がんで胃を2/3切除しました。
直ぐには考え方は変わらなかったですが、徐々に変わって来ました。
・(自分の)時間は有限であるということ
・やりたいことは今やらないと将来できるとの保証はない

この当たり前のことに気づきました。
そこで始めたのがボランティア活動でした。
また苦手なことや知らないことを知ろうと思いました。

それと、以前より周りの目が気にならなくというより、気にしないようにしました。
あれこれ言う人は、私の人生に責任を持ってくれない。
自分の人生の責任は自分で持つしかない。
だったら自分が良いと思ったことはやろうと思いました。

それを実践すると世界が広がってきました。
そして、今をやりたいことをして自分の人生を生きることが、死が怖くなるのをちょっと弱めてくれていることも実感しました。

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