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「もてない男-恋愛論を超えて」小野野敦著 ”恋愛してセックスしたい!”

2021-06-07 01:26:26 | 本の紹介
・もてないということは別に恥ずべきことでない・・・また、「もてるというのはただでセックスできるということだ」と規定したものがあったが、私はこの定義を認めない。好きでもない女百人とセックスしても、もてるとは言えない、という立場に私は立っている。

・結婚する、という行為は、山を越えるようなものである。越えてしまえばなんとかなっても、登っている最中がいちばんたいへんなので、「こいつでいいんだろうか」という質問が湧いてくる。すると足が止まる。止まると考える。下手をすると先へ登れなくなる。これが「ドタキャン」になるのである。

・「恋愛論」と銘打ったものでいちばん読むに耐えたのは、『恋愛論』橋本治著である。

・嫉妬心が、私のなかにぐるぐると渦を巻いている。ただし、厳密な言葉を使うならそれは法界悋気という奴である。

・私は売春否定論者である。・・・。セックスだけなら、少なくとも今のところ買春で解決することができる。しかし、買ったセックスは虚しい、恋愛してセックスしたい、いやともかく恋愛したい、という男たちもいるだろうし、じっさいに買春していながら虚しさに苦しんでいる男たちもいるだろう。私が問題にしているのはそういう男たちである。

ルサンチマンの効用
哲学者の梅原猛が著作集を出したときにインタビューを受けて、「何が悲しゅうて、何がうらめしゆうて、こんなに書いたのかねえ。私は、人生への恨みをエネルギーにしてものを書いてるんですよ。夏目漱石も、太宰治も、そうじゃないですか」というようなことを言っていた。

・恋愛は誰にでもできる、という「嘘」が、恋愛のできない者を焦燥に追い立て、ストーカーを生むのである。だから、恋愛を礼賛する者たちに、ストーカーを非難する資格はない。「恋愛なんか愚劣だからやめておけ」と言える者にして初めてストーカーを非難する資格があるのである。これを要するに、資格もないのに人をストーカー呼ばわりして得意がる連中が許せない。

感想
多くの本から、恋愛についての記述を紹介され、それについて著者が考えを述べられています。

好きな人と恋愛したい。そしてセックスもしたい。
しかし、もてない男性にとってはハードルが高い。

もてないからこそ、それがエネルギーとなって、姿からのもてるではなく、お金や社会的地位を高める努力につながる人もいるようです。
しかし、それをエネルギーにできない人もいると思います。

”法界悋気”、”ルサンチマン”という言葉は知りませんでした。
法界悋気に悩まされていることの多いこと。
ルサンチマンとして劣等感を昇華できないでいる不甲斐なさ。

加藤泰三氏の本に下記の内容がありました。
「女性に振られたら、その女性が自分振ったことを後日後悔するぐらいの自分になることである」

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