幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「定年後の『やってはいけない』人生100年時代の生き方、働き方」郡山史郎著 ”企業側が求める3Y"

2019-11-12 09:09:18 | 本の紹介
50歳でソニーの取締役に就任し、60歳で子会社の社長になった。その後に同社の会長、ソニーの顧問を経て、退職したのは役員定年の70歳。相当にバリューは高いと思っていた。しかし以前から知っている人材紹介会社の社長に頼んでみると、60代半ばを過ぎたビジネスマンの求人はゼロ。しつこく足を運んだら、そのうち社長が居留守を使うようになった。このときはじめて自分の市場価値を思い知らされた。

・やってはいけないこと
1)やりたい仕事、給与にこだわり、転職を繰り返す
2)年金がもらえるまで、会社の雇用延長制度を利用する
3)ケ個の人脈を頼りに、仕事を紹介してもらおうとする
4)何かに役立てようと、資格・勉強に時間とお金を使う

・70歳近くになって再就職で苦労した経験が、自分で人材紹介会社を立ち上げる大きなきっかけになった。

・定年退職の準備は45歳前後ではじめるといい。

・第一ハーフは「競争社会」(45歳まで)、第二ハーフは「共存社会」(45歳以降)

・私の会社にある求人募集リストを一覧すると、定年後の再就職で設定される”初任給“は15万~20万が一般的な相場である。その代わり「毎日出社しなくてよい」「時短勤務で構わない」といった時間拘束の緩い条件になっているケースが多い。

・定年を迎えたら、もう一度新入社員になったつもりで、待遇にあまりこだわらずに、何でもチャレンジしてみるのがいいだろう。

・履歴書の希望年収のところに思い切って、現役時代の1/10の数字を書いておこう。勇気がなければ「200万~2000万」と希望年収額に大きく幅を持たせておくといい。

・幸運なマッチングは何百分の1

・「60歳でひと休みして、充電してから再就職先を探そう」と考えているのだとしたら、思い直してほしい。なぜなら「定年後のキャリア形成において、ブランク期間はデメリットしかないから」だ。

・会社の本音は「定年後まで面倒を見切れない」

・「やる気がある」「態度や物腰が柔らかく、社会人として適切なコミュニケーションがとれる」「依頼された業務をきちんとこなし、まわりと協調しながら仕事に取り組める」「身だしなみがキチンとしている。服装や髪型に清潔感がある」などが、まず挙げられるポイントだ。これらの条件は定年前の人材にも求められる事柄である。これらに加えて、定年後の人材に企業が期待している特有の要件がある。それが「安い」「やめない」「休まない」という“3つのY”だ。

・転職は2回が限度
 私の会社は約1,000社のクライアントを持ち、有名企業もずらりと並んでいる。そのうちの9割の会社では、3回転職している人は書類審査さえも通過できない。
 転職回数の多い人は「やめグセがある」「我慢できない」「協調性がない」とみなされるのである。

・会社の人事には添うてみよ
 どんな異動でも受け入れたほうがキャリアの幅が広がるし、思いもよらない楽しみがついてくることもある。

・生活水準は上げるな
 収入が減ることを見越して生活を変えていこう。

・借金は定年後まで持ち越さない

・「定年前」の人脈は使わない
 というより、ほぼ役に立たないので、あてにしないことをおすすめする。

・儀礼と礼を欠くのは高齢者の特権
 その関係は定年で終わってしまったのだから、陰からひっそり冥福を祈ればいいと思う。

・人に頼らず自分でやるクセをつける
 自分で考えて自分で動く人はすぐに採用されやすい。

・スポーツジムに支払うお金があるのなら、毎日の仕事帰りに1駅手前で降りて、道すがら本を買ったりしてはどうだろう。

・人生後半に「やってほしい」こと
1)健康管理に心がける
2)社会との接点を持つ
3)家族との接点を持つ
4)服装
5)身だしなみ
6)クルマ(小さな車か手放す)
7)読書(図書館)
8)お酒(楽しみの一つ)
9)規則正しい生活
10)生活管理(自分でできることは自分でする)
11)家事(掃除、洗濯、料理など、身の回りのことができるように)
12)ゴロ寝、テレビ(休日に)
13)散歩
14)貯金
15)焦らない、おそれない、あきらめない(私の会社のモットー)

・人間は社会のなかで生きている。社会のなかで生きるということは、社会のために働くということだ。社会に貢献する仕事をしなければ、人間は社会の一員になれない

・「高齢者は不幸」なのではなく、「『高齢者は不幸』だと思い込むことが不幸」

・いくつになっても、自分で舵を取り続ける。

感想
定年にならないと定年後のことを体験することができません。
先に定年を迎えた人の体験や感想を知ることによって、定年後の生活を疑似体験することができます。

私も6年前に定年退職しましたが、なるほどと思うことが多くありました。
退職後失敗しやすいのが、退職金を使って新規事業を行ったり、オフィスを借りたりすることだそうです。
もちろん、著者のように新規事業を立ち上げ上手く運営する方もいらっしゃいますが、多くは老後の資金を使ってしまうそうです。
オフィスに関していえば、今はWifiサービスが増えたり、ルーター契約していれば、どこでもオフィスになります。
私は車内、駅の待合所、カフェなどで仕事をしています。
カフェを変えて気分転換をはかることもあります。
マック、ドトール、バーガーキング、タリーズ、スタバ、ミスタードーナツ、ロッテリアなど多くのカフェがあります。
新しい場所に行くと、周辺を見渡し、カフェが見つからないときは、スマホに「近くのカフェは?」と問いかけるとカフェのリストが出て来ます。
もちろん図書館もその一つです。


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