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「最低。」紗倉まな著 ”AV女優4人のストーリー”

2020-11-03 09:12:55 | 本の紹介
著者は19歳でAVデビューをしています。
AV女優として作品が楽天で映画全般で1位になるとか様々な賞を獲得されています。
工業高校卒業して、すぐにデビューし、一般の会社で働いた経験はないそうです。
現在28歳のとても人気のある人です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%97%E5%80%89%E3%81%BE%E3%81%AA

「凹凸」「最低」「春、死なん」「働くおっぱい」などを出版されています。
実体験しているから、またその職場にいたから、そして仲間のことなどを知っているからこそ、書ける内容なのでしょう。
セックス描写が多いことはなく、心の描写が主になっています。
AV女優になったきっかけ、そしてそれによる人生を4人のストーリーで描いています。
AV女優になると、
1)親や友達に知られる
2)世間の評価
3)子どもが知る
4)夫の性無関心
5)自分の気もち など
様々な困難が待ち受けています。
これらの微妙な情景を上手く描写されているように思いました。

ソープランドも売春禁止法があるのに存在しています。
AVも根強い人気に支えられています。
そういう産業はガス抜きの効果もあると言う人もいます。

人類の一番古い職業は売春とも言われています。
また女性が貧困で生き抜くための最後の手段になっている場合もあります。

ところが社会の位置づけは低い状態というか、差別的な視線が多いようです。
それらを考える一助にもなるかと思います。

それ以上に、著者の高い表現能力で文学作品になっていると思いました。
小説3冊目の『春、死なん』が、第42回野間文芸新人賞の候補作に選ばれています。

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