幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「人を助けるとはどういうことか 本当の強力関係をつくる7つの原則」エドガー・H/シィン著 "チェックシートとして自分の行動を確認する”

2017-10-19 01:50:00 | 本の紹介
他人を信じるとは、次の2つを意味する
 ・その人間との関係の中で、自分がどんな価値を主張しても、理解され、受け入れてもらえること。
 ・相手が自分を利用したり、打ち明けた情報を自分の不利になるように用いたりしないと思うこと。

支援者が陥りやすい六つの罠
1)時期尚早に知恵を与えること
2)防衛的な態度にさらに圧力をかけて対応すること
3)問題を受け入れ、(相手が)依存してくることに過剰反応する
4)支援と安心感を与えること
5)支援者の役割を果たしたがらないこと
6)ストレオタイプ化、事前の期待、逆転移、投影

支援者が知らない五つのこと
1)クライエントは情報や助言、あるいは尋ねられた質問を理解できているだろうか
2)クライアントは支援者の提案に従うだけの知識やスキルを備えているだろうか
3)クライアントの本当のモチベーションは何か
4)クライアントのおかれた状況はどんなものか 
5)クライアントは経験に基づいて、期待や固定概念、恐怖心といったものをどう決定するだろうか 

クライアントが知らない五つのこと
1)支援者には助けを与えるだけの知識やスキル、モチベーションがあるか
2)この人に助けを求めれば、どんな結果が得られるか
3)何かを売りつけたり不適切に強制したりするために、状況を利用しようとしない支援者なら、本当に信じられるのか
4)クライアントとして、私は提案されたことを実行できるだろうか
5)支援を受け入れると金銭面や感情面、また社会的な面でどれだけの代価を払うことになるだろうか

支援者が選べる役割は次のとおり
1)情報やサービスを提供する専門家
2)診断して、処方箋を出す医師
3)公平な関係を築き、どんな支援が必要か明らかにするプロセス・コンサルタント

専門家の役割が本当に助けとなる可能性は、以下の条件が満たされるかどうかによる
1)クライアントが問題を正しく診断しているかどうか
2)クライアントがこの問題を支援者ときちんと話しているかどうか
3)支援者には情報やサービスを提供する能力があると、クライアントが的確に評価しているかどうか
4)支援者にそうした情報を集めさせることや、支援者が勧める改革を実行するという結果を、クライアントが考慮するかどうか
5)客観的に情報を研究して、それをクライアントが利用できるようにする外的現実があるかどうか

問いかけの形を選択する
1)純粋な問いかけ
2)診断的な問いかけ
3)対決的な問いかけ
4)プロセス指向型の問いかけ

改善できるプロセス
1)クライアントに主導権を握らせ続け、自分のために問題を能動的に解決する立場を取り戻せるようにすること
2)ある程度まで自分のジレンマを自力で解決できるという自信を与えること
3)クライアントと支援者が協力できるように、なるべく多くのデータを明らかにすること

支援関係における7つの原則とコツ
1)与える側も受け入れる側も用意ができているとき、効果的な支援が生じる。
2)支援関係が公平なものだと見なされたとき、効果的な支援が生まれる。
3)支援者が適切な支援の役割を果たしているとき、支援は効果的に行われる。
4)あなたの言動のすべてが、人間関係の将来を決定づける介入である。
5)効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる。
6)問題を抱えている当事者はクライアントである。
7)すべての答えを得ることはできない。

「支援」として変化したさまざまな社会的プロセスを見直すことである。これには、信頼を築くこと、協調、協力、リーダーシップ、変革マネイジメントが含まれている。だから、われわれが支援者としてもっと有能になれれば、誰にとっても人生がよりよいものになると思われるのだ。

プロセス・コンサルテーション10の原則
1)絶えず人の役に立とうと心がける
2)今の自分が直面する現実からけっして遊離しないようにする
3)自分の無知を実感する
4)あなたがどんなことを行っても、それは介入、もしくはゆさぶりになる
5)問題を自分の問題として当事者意識を持って受け止め、解決も自分なりの解決として編み出していくのは、あくまでクライアントだ
6)流れに沿って進む
7)タイミングがすごく大事
8)介入で対立が生じたときには、積極的に解決の機会を捉えよ
9)何もかもがデータだと心得よ。誤診はいつも起こるし、誤診は、学習の重要な源泉だ
10)どうしていいかわからなくなったら、問題を話し合おう

感想
相手の話をよく聴くことから始まるのでしょう。
そして対話しながら相手の求めていることを確認しながら、こちらは何を提供できるか、自分が提供できなければ他に提供できる人がいるかを考え、相手の問題解決を図っていくのでしょう。