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吉永小百合「精いっぱい生きる」涙浮かべ平和訴える ”戦争したい人は戦場に行かない”

2016-11-01 07:47:38 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-01729958-nksports-ent日刊スポーツ 10/27(木)

 女優吉永小百合(71)が27日、都内で行われた澄和フューチャリスト賞表彰式に出席した。

 同賞は市民目線の平和活動に地道に取り組む個人や団体を表彰する賞で、今回が第1回。吉永は86年からライフワークとして続ける原爆詩の朗読に加え、11年の東日本大震災と福島第1原発事故に見舞われた福島県民の詩を読む活動を、30年にわたって続けてきたことなどが評価されての受賞となった。

 吉永はあいさつの冒頭で「賞をいただくということを大変重く受け止めております。うれしゅうございます。ただ私の場合、自分から考えて朗読を始めたわけではございません」と切り出した。吉永は81年のNHKドラマ「夢千代日記」で原爆症を発症した夢千代を演じた際、被爆者団体の人から原爆詩の朗読の依頼があり、86年に東京で開かれた平和集会で朗読した。その経緯を、自らの口で説明した。

 その上で「読んでいって、私自身が大変、感動しました。そして、これらの詩を、もっとたくさんの人に聞いていただきたいと願うようになり30年間、少しずつ朗読活動をしてまいりました」と思いを語った。その上で原爆が投下された広島、長崎、太平洋戦争の激戦地・沖縄、そして東日本大震災と福島第1原発事故の復興支援のため昨年3月に第4作目をリリースした、朗読CD「第二楽章」4部作について説明した。

 吉永は受賞にあたり、フューチャリストという単語の意味を調べたと明かした。「日本でも海外でも朗読をしております。英語が不得意なものですから、辞書を引きました。そうしたら、未来志向の芸術家、というような訳が出ていましたけれども、私自身は、今日を精いっぱい生きることが明日につながると思っております」と、目に涙を浮かべながら生きることの大切さを訴えた。

 今年5月にはカナダのバンクーバーで、朗読会「カナダにおける『第二楽章』」を開催し、音楽家の坂本龍一のピアノ伴奏をバックに原爆詩や原発事故の被災者の詩を朗読した。朗読を通じた平和への訴えは、世界に向けて広がっている。吉永は最後に「これからも、自分のできる範囲で、少しずつこの活動を続けてまいりたいと思います。よろしくご支援、アドバイスをいただけましたら、大変うれしゅう思います」と支援を呼び掛けた。

 この日は吉永のほか、沖縄戦の語り部活動を続けてきた元白梅学徒隊の中山きく氏、戦没学生の遺作を集め、97年に長野県上田市に開館された美術館「無言館」を代表し、窪島誠一郎館主が表彰された。

感想;
戦争反対を発信し続けることが大切だと思います。
社会に影響力がある人ほど。
戦争反対を発信し続けてこられた、永六輔さん、大橋巨泉さんが亡くなられました。
今、”駆け付け警護”、”集団自衛権”など、戦争ができるように日本を変えていっています。
その政府を支援しているのは国民です。

戦争になったときに、自分の息子を第一に戦場に送る決意があるのでしょうか?
戦争することを決定する人は戦場から離れた安全な場所にいます。
実際に戦場に行くのは、戦争に反対した国民も含まれます。

203高地ではロシアの機関銃の前に多くの無駄な若者を多く殺してしまいました。
神の国日本だからと、白装束で決死隊を編成して突撃しました。
敵から見ると兵士がここにいると示しているようなものです。
それを決定したのは、無能な伊地知参謀でした。
その無謀な参謀に従ったのが乃木将軍でした。
そこを打開したのが大山巌と言われています。
参謀を叱ったそうです。
「戦場からかけ離れた安全な場所にいて、何が参謀だ」と。
突撃を止めさせて、長距離法を日本から移して203高地を奪回して、旅順港に停泊していたロシア艦隊を撃破し、バルチック艦隊との決戦を支援しました。
多くの若者を尊い命を無駄にしました。
(司馬遼太郎氏の本より)






「リスク心理学入門-ヒューマン・エラーとリスク・イメージ-」岡本浩一著 ”ストレス大の時の判断”

2016-11-01 07:32:04 | 本の紹介
リスク・アバース(risk averse tendency)な認知バイアス(確実性の効果《certainty effect》とも)
A;確実に800ドル獲得できる選択肢
B;0.85の確率で1000ドル獲得できる選択肢
⇒Aを選ぶ人が多い。確実に得られるという選択肢に魅力を感じる。

ギャンブル的認知バイアス
A;確実に800ドル失う選択肢
B;1000ドル失う確率が0.85あるが、まったく失わない確率が0.15ある選択肢
⇒Bを選ぶ人が多い。しかし、合理的な選択肢はAである。

リスク・アバースなバイアスは選択肢の内容が基本的にプラスの場合に起こり、ギャンブル的認知バイアスは選択肢の内容が基本的にマイナスのときに起こる。
 
ストレス強度と行動の信頼性
図1は原子力発電所のアン税制評価の儀式を航空機の緊急事態対処行動に置き換えたグラフである。矢印で示されている数字は、熟練者に誤動作の起こる率である。

ストレス負荷時からの時間経過と行動の信頼性の回復
重大なストレスが負荷されたとき、最初のうちは行動の信頼性は低い。行動の信頼性は時間がたつに従って回復する。図2が主として原子力発電所運転員について推定されたグラフ。最初の1分は、推定過誤率が1となっており、ほとんどのすべての行動が誤った行動である。時間とともに推定過誤率は低くなり、自動操縦が正常に回復した場合では30分で過誤率0.1まで回復している。
このような考察に基づき、日本・米国では10分間、ヨーロッパでは30分間、事故への積極的対処をしないルールができている。それは10分以内の行動の信頼性が低いからである。

感想;
大きな問題が起きたとき、判断をどうするか。難しいところです。
うつ病で打つ状態がひどい時は、人生を決定するような重要な判断はしないことと言われています。

統計的な期待値と、判断する時の心理状況は違いがあることがよくわかりました。