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北大名誉教授が気象庁の対応を批判「明らかな前兆があった」 御嶽山噴火 やはり仕方なかったではなかった。

2014-10-04 01:05:51 | ブログ

北大名誉教授が気象庁の対応を批判「明らかな前兆があった」 御嶽山噴火

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141003/dms1410031532018-n1.htm  より一部引用

死者が47人に達し、戦後最悪の火山災害になった御嶽山(3067メートル)の噴火。小規模な水蒸気噴火だったために予知は困難だったとされるが、何の対策も打てなかった気象庁に批判の声が上がっている。2000年の北海道・有珠山(733メートル)の噴火を的中させた火山学の権威は「初動の遅れが惨事を招いた」と厳しく指弾。「防災体制の見直しが急務だ」と警告を発している。

 「すべてが裏目に出てしまった。もっとできることがあったはずだ

 御嶽山の噴火をめぐる気象庁の対応について、こう話すのは、北海道大学名誉教授(火山学)で、「環境防災研究機構北海道」の理事を務める岡田弘(ひろむ)氏(70)だ。

 岡田氏は、北大大学院理学研究院附属地震火山研究観測センターの教授だった2000年3月、洞爺湖町と伊達市にまたがる有珠山の噴火を予知。早期に住民を避難させ、被害を最小限に食い止めた実績を持つ。

 今回、人的被害が大きくなった背景として、マグマで熱せられた地下水が沸騰し、爆発する「水蒸気噴火」だった点が挙げられている。

 噴火には水蒸気噴火のほか、マグマが上昇して吹き出す「マグマ噴火」、高温のマグマが直接、地下水に接して爆発する「マグマ水蒸気噴火」がある。この中で水蒸気噴火は最も予知しにくいとされるが、岡田氏は「それは半世紀以上も前からいわれていることで、今回は明らかな前兆があった。十分対策は打てた」と指摘する

御嶽山では9月に入り山頂付近で、火山性地震が増加。地下でのマグマの活動を示すとされる低周波地震も発生、噴火の前触れは何度もあった。

 「噴火リスクを示す火山性地震の増加は、山側にも自治体にも情報は送られていたが、警戒レベルは平常時と同じ1のままだった。観光シーズンだった地元への影響も考慮したのだろうが、火口周辺への立ち入りが規制される2に上げておけばこれほどの被害は出なかった」(岡田氏)

 危険シグナルを見落とした格好の気象庁。同庁の担当者は、会見で「噴火警戒レベルの変更について検討をしたが、地殻変動を伴っていないためしなかった」と言い訳に終始している。この姿勢を岡田氏は「日本全国の火山にはそれぞれ固有のリスクがある。現在の警戒レベルのレベル分けの仕組みでは、火山ごとの実態に即した柔軟な対応ができない。リスクに応じた対策を講じるべきだった」と断じる。

感想

専門家の中にも、予知が仕方なかったに疑問を提起していました。9月10日に火山性地震が多発したことで、火口周辺への立ち入りが規制される2に上げておくことができなかったのかの素人発想はあながち間違いではなかったのでした。

レベルの評価を何時、誰がどのように評価して、気象庁に何時伝え、地元に何時伝えられ、地元でそれを誰が評価したのかを明確にして欲しいです。人を責めることが目的でなく、真の問題を追求することが、真の対策に繋がるものと思います。

飛行機事故では、機長の責任を問わない代わりに真実を話して貰う司法取引があります。責任が問われると思うと責任を問われると思う人は自分を防御するように発言しがちです。火山噴火予知連絡会の会長のように。真実を明確にして対策をしっかり立てて欲しいです。犠牲者47人。行方不明やⅠ6人。絶対に繰り返さないためにどうするか、仕方がないではなく、今できることは何があるかを追究することではないでしょうか。