「Mr. ビーン カンヌで大迷惑?!」
[原題:Mr. Bean's Holiday]
監督 スティーヴ・ベンデラック
出演 ローワン・アトキンソン、エマ・ドゥ・コーヌ
2007
(IMDb)
1997年の映画化第一弾(「ビーン」)から10年、第二弾の映画の舞台はフランスのカンヌ。
前作ではホイッスラーの名画をめぐる美術館学芸員ビーンの一大騒動が扱われたが、今回はひょんなことからフランスに向かうこととなった旅人ビーンのドタバタ劇である。
ちなみに、今年の12月から横浜美術館では「ホイッスラー展」が開かれる予定である。

それはさておき、話を映画に戻すと、個人的には前作の第一弾の方が好きか。
おそらく映画としての完成度は前作の方が高いように思う。
今回の第二弾は、観ようによってはやや〈コラージュ(寄せ集め)感〉がある。
ところでコラージュといえば、絵画史的にはキュビスムに結びつくのだが、その代表格ピカソは今回の映画の舞台カンヌを題材とした作品を何枚か描いている。
実はピカソ美術館というのはいくつもあって(参考)、そのうちのひとつはカンヌにほど近いフランス南部のアンティーブという保養地に建てられている。
Mr. ビーン。
愛すべき変人の、騒がしき休息。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます