少年犯罪データベースということで最近よくみかける表題だったので,読んでみることにしました。
原典資料にあたって調べてある本を読むとき編者の労力と構成力に感謝しつつ読むことが多いのですが,まずは文体に違和感を覚えました。
軽い重いの問題ではなく語彙の少なさと,書き手が読者を誘導していく方向がありありと見えるセンスの無さ。この人は他人が愚かに見えて仕方ないのだろうなあ。
半分過ぎたところでかなり食傷したものの,日本軍人女学生論には多少共感するところもあり最後まで読み切りました。終章を読んで納得したのは,そもそも発祥がweb上でのデータベースであったこと,そして編者はおそらくかなり若い年代であろうこと。この本は過去にはありえないほどの膨大なデータを個人が手に入れることのできるようになった現在ならではの形態なのでしょうね。着眼点切り口ともに面白かっただけに惜しい勿体ないという気持ちになりました。
(2008.11下旬読了)
写真は小田原少年鑑別所:2003年撮影
原典資料にあたって調べてある本を読むとき編者の労力と構成力に感謝しつつ読むことが多いのですが,まずは文体に違和感を覚えました。
軽い重いの問題ではなく語彙の少なさと,書き手が読者を誘導していく方向がありありと見えるセンスの無さ。この人は他人が愚かに見えて仕方ないのだろうなあ。
半分過ぎたところでかなり食傷したものの,日本軍人女学生論には多少共感するところもあり最後まで読み切りました。終章を読んで納得したのは,そもそも発祥がweb上でのデータベースであったこと,そして編者はおそらくかなり若い年代であろうこと。この本は過去にはありえないほどの膨大なデータを個人が手に入れることのできるようになった現在ならではの形態なのでしょうね。着眼点切り口ともに面白かっただけに惜しい勿体ないという気持ちになりました。
(2008.11下旬読了)
写真は小田原少年鑑別所:2003年撮影