新・桜部屋

主に伝統芸能観劇記。
その他鑑賞日記

〈変態〉の時代

2006-04-03 16:00:08 | よみもの
菅野 聡美著,講談社現代新書(2005年)
同じ著者の「消費される恋愛論―大正知識人と性」の読後にも感じた事だが、大量の資料を当たり情報を整理し、その結果沸き上がってくる事実をどう整理していくのか,消化し切れていない情報に物足りなさを感じてしまう。
研究の切り口は面白くてとっつきが良いだけに、新書を一冊読んで参考文献資料のみを書き写しながら軽く頭を抱えた次第。
つまりは原典に当たった方が随分楽しそうであるのだ。