梅雨の晴れ間に折り良く開催された蚤の市。本格的に暑くなる前ですが,客足はいつもよりも少なめでした。
先月取り置きを頼んでいた例の蝶の帯留めを引き取って帰るだけのつもりでしたのに,出会ってしまったのです。~金無垢の懐中時計に。
ひと目みるなり目が釘付け,全く飾り気のないそら豆ほどの小さな懐中時計です。和装の時に「おばあちゃんっぽい腕時計」をするのも悪くないと思っておりましたが,いつかは憧れの懐中時計を;という野望もあったわけです。夏ボーナスで,スキャナプリンタ複合機とペンタブレットを買い換える予定だったのですよね。
それに比べたら少し安くあがったのかしら?(価格は敢えて伏す)スイスのmido社製なので御堂と命名。次は時計の鎖を見つけてあげませんとね。
時計を買うか買うまいか,軽く悩みながらすぐ脇の店をのぞくと不思議な色をした切り子ガラスが置いてありました。私の思うところの「イカ色」,生きの良いイカに触れるとえんじ色と白い水玉模様を浮かせてくれる,あの色です。いつも日本陸軍の軍服を着ている店主に値段を問うと,「1万円2千円って言ってたけど,1万円にして,それでも高いから8500円だったんだけど8千円でどう?」だそうでした。店主「みつ豆を入れるといいと思うんだよね」私「いや,これはところてんを入れるといい」,「みつ豆」「ところてん」と応酬したあげく,引き取ることに決めました。結局,晩酌のつまみ入れとして勤務してもらっています。酔眼で眺めるとつくづく良いイカ色をしていると思います。切り子職人が最初は亀甲で切り始めて,途中から丸く切ってしまっている作業の甘さもかわいらしくて好きです。
そういえば,震災の時に気に入りの巨大な江戸切り子鉢が壊れたのでした。藍を被せてぐるりを三重に深く切ってあるだけのシンプルな鉢でした。ご近所は足の踏み場もないくらいに割れた食器が散乱したそうですが,うちの家では奇跡的に他の食器に被害はなくて,なぜだか藍色の切り子が家中の食器の身代わりになってくれたような気がしたものです。切り子の器を手に入れたのはそれ以来のことです。
先月取り置きを頼んでいた例の蝶の帯留めを引き取って帰るだけのつもりでしたのに,出会ってしまったのです。~金無垢の懐中時計に。
ひと目みるなり目が釘付け,全く飾り気のないそら豆ほどの小さな懐中時計です。和装の時に「おばあちゃんっぽい腕時計」をするのも悪くないと思っておりましたが,いつかは憧れの懐中時計を;という野望もあったわけです。夏ボーナスで,スキャナプリンタ複合機とペンタブレットを買い換える予定だったのですよね。
それに比べたら少し安くあがったのかしら?(価格は敢えて伏す)スイスのmido社製なので御堂と命名。次は時計の鎖を見つけてあげませんとね。
時計を買うか買うまいか,軽く悩みながらすぐ脇の店をのぞくと不思議な色をした切り子ガラスが置いてありました。私の思うところの「イカ色」,生きの良いイカに触れるとえんじ色と白い水玉模様を浮かせてくれる,あの色です。いつも日本陸軍の軍服を着ている店主に値段を問うと,「1万円2千円って言ってたけど,1万円にして,それでも高いから8500円だったんだけど8千円でどう?」だそうでした。店主「みつ豆を入れるといいと思うんだよね」私「いや,これはところてんを入れるといい」,「みつ豆」「ところてん」と応酬したあげく,引き取ることに決めました。結局,晩酌のつまみ入れとして勤務してもらっています。酔眼で眺めるとつくづく良いイカ色をしていると思います。切り子職人が最初は亀甲で切り始めて,途中から丸く切ってしまっている作業の甘さもかわいらしくて好きです。
そういえば,震災の時に気に入りの巨大な江戸切り子鉢が壊れたのでした。藍を被せてぐるりを三重に深く切ってあるだけのシンプルな鉢でした。ご近所は足の踏み場もないくらいに割れた食器が散乱したそうですが,うちの家では奇跡的に他の食器に被害はなくて,なぜだか藍色の切り子が家中の食器の身代わりになってくれたような気がしたものです。切り子の器を手に入れたのはそれ以来のことです。
夏の福袋:アジア・グレープフルーツ・ゆず・アルフォンスマンゴ・マスカット(フレーバー茶)
午後茶・ルイボス茶・黄金桂・ウバハイランズ・高千穂(レギュラー茶)
共に1500円で5袋入り、ってことは一袋300円ですか・・・ううむ。安い
午後茶・ルイボス茶・黄金桂・ウバハイランズ・高千穂(レギュラー茶)
共に1500円で5袋入り、ってことは一袋300円ですか・・・ううむ。安い