２０２０／１１／２２ 「ゲットバック 奪還」

「ゲットバック　奪還」

ペーター　役者
クリス　ボクサー
マックス　広告マン。金持ちの息子
トビアス　銀行の投資顧問
エリザベス・ツォルナー　警察の強盗班
シューマッハ　トビアスの上司
ペーターの恋人
スザンヌ　クリスの恋人

起：銀行重役シューマッハの罠で、投資していたペーターらは損失を被る。
承：投資顧問のトビアスと組んで、銀行から金をいただく事に。
転：金をいただくが、警察に怪しまれる。
結：シューマッハの犯行を偽装し、残った金を山分けする。

　投資で損失を被ったペーターら３人は、投資顧問トビアスの家へ押しかける。
トビアスは解雇されており、重役シューマッハが私腹を肥やしたのだと白状。
顧客が破産しても気にしない男だ。
ペーターら３人は、
銀行は保険に入っている為、強盗に入られても顧客は損しないと知る。
そこで、トビアスも仲間にして銀行から金をいただく事に。
　銀行の見取り図を入手。トビアスは密かに合い鍵を作る。
ホームレスに騒ぎを起こさせ、警察がかけつけるまでの時間を調べる。
警察の強盗班エリザベスは、銀行にいた客から事情聴取し、
居合わせたペーターも取り調べを受ける。
　４人は逃走用の車を調達。
空港に長期駐車されている車で、すぐには盗難に気付かれないのだ。
ペーターら３人は役割を分担。トビアスは自分の役割がないと不満だ。
だが、強盗事件が発生すれば、解雇されたばかりのトビアスが怪しまれる。
そこで法王の式典に裸で乱入し、皆に目撃される事でアリバイを作る。
　変装した２人が強盗騒ぎを起こし、金庫の金を拝借。
クリスが運転する車のエンジンがかからないハプニングがあるが、
何とか逃走に成功する。
　事件を担当する事になったエリザベスは、犯人は３人組だとにらむ。
盗まれたのは２１０万ユーロだ。
　４人は車を処分。いただいた紙幣を山分けしようとするが、
印が付けられている事に気付く。
実は、エリザベスはホームレスの騒ぎで警戒していたのだ。
紙幣が使われればすぐに見付かる。
手際の悪さから、エリザベスは犯人を素人集団だと推理。
監視カメラには、１人の腕にタトゥーが確認される。
　エリザベスはトビアスを呼び出すが、式典の騒ぎで目撃者は多く、アリバイがある。
ペーターやクリスも怪しまれるが、関与を認めない。
クリスは、監視カメラの映像とタトゥーが一致。
ペーターはホームレスの騒ぎの際に銀行にいた為だ。
　紙幣が使えないと知った４人は失望。だが、犯人が捕まれば捜索は終わる。
ならば、別の犯人を逮捕させようと考える。
トビアスは、犯人役にはシューマッハが適任だと言う。
　ペーターの恋人は犯行に気付き、４人に協力する事に。
怪しまれていないマックスが、出会い系サイトを利用してエリザベスとデートする。
マックスは、意外な人物が犯人かもと助言する。
　ペーターらはシューマッハの家に証拠を仕込むが
帰ってきた夫人にクリスが見付かってしまう。
実は夫人はクリスの恋人スザンヌで、見なかった事にさせる。
　紙幣が使われたとして、タトゥーがある人物が捕まる。
それは４人の指示で動いたホームレスだった。
彼らはトビアスを知らず、指示したのはシューマッハだと言う。
シューマッハの家が家宅捜索を受け、銀行から盗まれた紙幣とパスポートが見付かる。
全ての紙幣が見付かった訳ではないが、エリザベスは残りは保険会社に任せると言う。
　４人は残りの紙幣を山分けし、乾杯する。
マックスはエリザベスと付き合う事に。
彼女の情報で、別の銀行が詐欺師だらけと知った４人は、次の計画を企むのだった。

　と言う訳で、ウォルフガング・ペーターゼン監督がドイツに戻って作った作品。
銀行によって損失を被った３人と、解雇された銀行員が
銀行から金をいただく計画を立てる。
４人ともそれぞれ得意分野があるけど、
銀行強盗には素人で、何となくうまく行くと言う展開。
計画がうまく行ったのは、
事件を追う女性刑事が、都合よくメンバーの１人とデートする事になったから。
リアルなサスペンスと言うよりはコメディ色が強い。