神保町古本屋街の路地裏にあるこの古典酒場。
古典酒場よりはもっと噛み砕いた昭和酒場という感じか。
また一子相伝で受け継がれていく伝統酒場という感じか。
昔はこういう酒場ってもっといっぱいあったんでしょうね。神保町【兵六】
「兵六」と書かれた大きな提灯と、引戸に縄のれんが掛けられているだけ。知っていないと何屋かさえもわからない。
、、、まあ、大体この手は飲み屋ですけどね。
引戸の一部から中の様子がわかるようでわかりません。
思いきって開けてみると、予想はしてましたがこじんまりした酒場だなという感じ。
ほぼ満席ですが、カウンター向こう側が空いてます。
店主のお兄さんがそこにどうぞと案内されました。
コの字の一番端奥の席。
ここは常連さんの席では?、いいのかな、私で?
、と思いましたが座って対面を見ると、コの字のあっち側が常連さん席みたいですね。
どおりでこっちは奥に行くのに狭い。
席は竹で組まれた長椅子(丸太だったか?)になっていて、この一辺には私とお隣さんしか座ってませんが、詰めればあと3人は座れます。
でも詰められたら脱出できないなあと思ってるうちに、お兄さんから飲み物は?と聞かれます。
お酒をぬる燗でと注文。
壁向こうの奥の厨房で燗された徳利をお兄さんが底を触って温度チェック。
ほぉ、さすが♪
お通しは何が出たっけ?
忘れましたが燗酒を飲みながら店内を見渡します。
コの字カウンターとテーブルが2卓。
場所柄ほぼ仕事帰りの方がお客さん。
そして常連さん。
若者やカップルはともかく一見さんも入りにくそうですが、入ってしまえば「なるほどなと言う居心地」が感じとれます 。
あそこに大皿に盛られた「つけあげ」が見えますね。
冬期限定となってます。
が、つけあげって一年中ありそうな気がしますが。
その、つけあげを頂きましょう。
辛子が練りたてかな、旨いですね。
ちょっとつけあげは冷たくてチンしてもらったらよかったか。
…いや、この店でチンはないか。
「なるほどなと言う居心地」。
硬骨漢と言われてる先代の作った空間が残っているのもあるんでしょうが、
受け継いだ3代目のお兄さんが醸し出す空間がこの居心地を作っているのでしょう。
始めて入る私はそう感じました。
兵六を紹介した本や写真では、先代がカウンター内の椅子に鎮座しているのを見ます。
お兄さんも何もないときは椅子に座っていますが、
今日は忙しいのかいつもこうなのか、注文やら何やらで座ってるのは1分もありません。
ただ座っている姿は、優しい笑顔で背筋を伸ばして。
カジュアルな服装だけどなにかを受け継いだ貫禄を感じます。
壁を見渡せば短冊メニューが張られているのですが、いつ張られたのかわからない博物館級の古さのものもあり。
その中から「わけぎとしめ鯖のぬた」を注文。
私の好きな尖らない〆具合♪旨い♪
お兄さんの、油断なくお客さんの動向見る目とその話す言葉や立ち振舞いは、見ていて心地酔い♪
プロだなあ。
周り方のほとんどは薩摩焼酎の無双を、別に出てくる小さいヤカンのお湯で割って飲まれてます。
でも、私はぬる燗をもう1本ね♪
と、まあいつもなら入店してお酒の写真やら料理の写真やらなるべく周りの方を不快にさせないよう撮っちゃうんですが、今回はなし。
ここ兵六では、撮るすきがなかった!
ではなく、
雰囲気を壊したくないから撮らなかった。
それより、
私も純に愉しもうと思ったからです♪頻繁に来れる店ではないですが、何年かおきに、
例えば5年おきに訪ねていき、お兄さんの兵六がどう変わって行くのか見てみたい酒場です。ごちそうさまでした。
古典酒場よりはもっと噛み砕いた昭和酒場という感じか。
また一子相伝で受け継がれていく伝統酒場という感じか。
昔はこういう酒場ってもっといっぱいあったんでしょうね。神保町【兵六】
「兵六」と書かれた大きな提灯と、引戸に縄のれんが掛けられているだけ。知っていないと何屋かさえもわからない。
、、、まあ、大体この手は飲み屋ですけどね。
引戸の一部から中の様子がわかるようでわかりません。
思いきって開けてみると、予想はしてましたがこじんまりした酒場だなという感じ。
ほぼ満席ですが、カウンター向こう側が空いてます。
店主のお兄さんがそこにどうぞと案内されました。
コの字の一番端奥の席。
ここは常連さんの席では?、いいのかな、私で?
、と思いましたが座って対面を見ると、コの字のあっち側が常連さん席みたいですね。
どおりでこっちは奥に行くのに狭い。
席は竹で組まれた長椅子(丸太だったか?)になっていて、この一辺には私とお隣さんしか座ってませんが、詰めればあと3人は座れます。
でも詰められたら脱出できないなあと思ってるうちに、お兄さんから飲み物は?と聞かれます。
お酒をぬる燗でと注文。
壁向こうの奥の厨房で燗された徳利をお兄さんが底を触って温度チェック。
ほぉ、さすが♪
お通しは何が出たっけ?
忘れましたが燗酒を飲みながら店内を見渡します。
コの字カウンターとテーブルが2卓。
場所柄ほぼ仕事帰りの方がお客さん。
そして常連さん。
若者やカップルはともかく一見さんも入りにくそうですが、入ってしまえば「なるほどなと言う居心地」が感じとれます 。
あそこに大皿に盛られた「つけあげ」が見えますね。
冬期限定となってます。
が、つけあげって一年中ありそうな気がしますが。
その、つけあげを頂きましょう。
辛子が練りたてかな、旨いですね。
ちょっとつけあげは冷たくてチンしてもらったらよかったか。
…いや、この店でチンはないか。
「なるほどなと言う居心地」。
硬骨漢と言われてる先代の作った空間が残っているのもあるんでしょうが、
受け継いだ3代目のお兄さんが醸し出す空間がこの居心地を作っているのでしょう。
始めて入る私はそう感じました。
兵六を紹介した本や写真では、先代がカウンター内の椅子に鎮座しているのを見ます。
お兄さんも何もないときは椅子に座っていますが、
今日は忙しいのかいつもこうなのか、注文やら何やらで座ってるのは1分もありません。
ただ座っている姿は、優しい笑顔で背筋を伸ばして。
カジュアルな服装だけどなにかを受け継いだ貫禄を感じます。
壁を見渡せば短冊メニューが張られているのですが、いつ張られたのかわからない博物館級の古さのものもあり。
その中から「わけぎとしめ鯖のぬた」を注文。
私の好きな尖らない〆具合♪旨い♪
お兄さんの、油断なくお客さんの動向見る目とその話す言葉や立ち振舞いは、見ていて心地酔い♪
プロだなあ。
周り方のほとんどは薩摩焼酎の無双を、別に出てくる小さいヤカンのお湯で割って飲まれてます。
でも、私はぬる燗をもう1本ね♪
と、まあいつもなら入店してお酒の写真やら料理の写真やらなるべく周りの方を不快にさせないよう撮っちゃうんですが、今回はなし。
ここ兵六では、撮るすきがなかった!
ではなく、
雰囲気を壊したくないから撮らなかった。
それより、
私も純に愉しもうと思ったからです♪頻繁に来れる店ではないですが、何年かおきに、
例えば5年おきに訪ねていき、お兄さんの兵六がどう変わって行くのか見てみたい酒場です。ごちそうさまでした。