今日も楽しく ほのぼの酒ライフ

今日は酒日和
どの街のどこで呑もうか
めっきり東の方では飲めなくなったので、タイトル変更(旧 東西下町酒場御酒飲帳)

神保町【兵六】

2014-01-15 00:00:00 | 千代田区(東京都)
神保町古本屋街の路地裏にあるこの古典酒場。
古典酒場よりはもっと噛み砕いた昭和酒場という感じか。
また一子相伝で受け継がれていく伝統酒場という感じか。
昔はこういう酒場ってもっといっぱいあったんでしょうね。神保町【兵六】


「兵六」と書かれた大きな提灯と、引戸に縄のれんが掛けられているだけ。知っていないと何屋かさえもわからない。
、、、まあ、大体この手は飲み屋ですけどね。

引戸の一部から中の様子がわかるようでわかりません。
思いきって開けてみると、予想はしてましたがこじんまりした酒場だなという感じ。
ほぼ満席ですが、カウンター向こう側が空いてます。
店主のお兄さんがそこにどうぞと案内されました。

コの字の一番端奥の席。
ここは常連さんの席では?、いいのかな、私で?
、と思いましたが座って対面を見ると、コの字のあっち側が常連さん席みたいですね。
どおりでこっちは奥に行くのに狭い。

席は竹で組まれた長椅子(丸太だったか?)になっていて、この一辺には私とお隣さんしか座ってませんが、詰めればあと3人は座れます。
でも詰められたら脱出できないなあと思ってるうちに、お兄さんから飲み物は?と聞かれます。

お酒をぬる燗でと注文。
壁向こうの奥の厨房で燗された徳利をお兄さんが底を触って温度チェック。
ほぉ、さすが♪
お通しは何が出たっけ?
忘れましたが燗酒を飲みながら店内を見渡します。

コの字カウンターとテーブルが2卓。
場所柄ほぼ仕事帰りの方がお客さん。
そして常連さん。
若者やカップルはともかく一見さんも入りにくそうですが、入ってしまえば「なるほどなと言う居心地」が感じとれます 。



あそこに大皿に盛られた「つけあげ」が見えますね。
冬期限定となってます。
が、つけあげって一年中ありそうな気がしますが。
その、つけあげを頂きましょう。
辛子が練りたてかな、旨いですね。
ちょっとつけあげは冷たくてチンしてもらったらよかったか。
…いや、この店でチンはないか。



「なるほどなと言う居心地」。
硬骨漢と言われてる先代の作った空間が残っているのもあるんでしょうが、
受け継いだ3代目のお兄さんが醸し出す空間がこの居心地を作っているのでしょう。
始めて入る私はそう感じました。

兵六を紹介した本や写真では、先代がカウンター内の椅子に鎮座しているのを見ます。
お兄さんも何もないときは椅子に座っていますが、
今日は忙しいのかいつもこうなのか、注文やら何やらで座ってるのは1分もありません。
ただ座っている姿は、優しい笑顔で背筋を伸ばして。
カジュアルな服装だけどなにかを受け継いだ貫禄を感じます。


壁を見渡せば短冊メニューが張られているのですが、いつ張られたのかわからない博物館級の古さのものもあり。
その中から「わけぎとしめ鯖のぬた」を注文。
私の好きな尖らない〆具合♪旨い♪


お兄さんの、油断なくお客さんの動向見る目とその話す言葉や立ち振舞いは、見ていて心地酔い♪
プロだなあ。

周り方のほとんどは薩摩焼酎の無双を、別に出てくる小さいヤカンのお湯で割って飲まれてます。
でも、私はぬる燗をもう1本ね♪


と、まあいつもなら入店してお酒の写真やら料理の写真やらなるべく周りの方を不快にさせないよう撮っちゃうんですが、今回はなし。
ここ兵六では、撮るすきがなかった!

ではなく、
雰囲気を壊したくないから撮らなかった。

それより、
私も純に愉しもうと思ったからです♪頻繁に来れる店ではないですが、何年かおきに、
例えば5年おきに訪ねていき、お兄さんの兵六がどう変わって行くのか見てみたい酒場です。ごちそうさまでした。

神田【立ち飲み 大松】

2013-12-22 00:00:00 | 千代田区(東京都)
神田に酔い立ち飲み屋を見つけましたよ♪神田【立ち飲み 大松】


「いわし料理」と書いてある提灯がぶら下がってます。美味しそうなものが食べれそうな予感。
看板に「神田駅前店」とありますが、近くに親店の居酒屋大松と言うのがあり、そこの立ち飲み店ということですかね?

お店の裏手(と言うか表側かな)に回るともひとつ入口があります。こちらからは中の様子がよくわかりますね。
うん、酔い感じじゃないですか♪
いっぱいのようですが、1人立てそうな空きを見つけました!コの字カウンターの角地に着立ち。
カウンター内は厨房になっており、おやっさんとお兄さんが立ち回っています。
その厨房上にメニューが貼られてます。

飲んだことのない富山の吟醸酒「銀盤 」をいただいてみますね。お酒は専用冷蔵庫できちんと管理されてます。
ただ冷蔵庫の上は臨時のテーブルみたいですけど。
おっ!来ました♪縦に長い酒枡で出てきました。
珍しいですね。
芳醇なお酒です。
美味しい♪

富山のお酒とくれば、
肴は富山「氷見産の三点盛り」と行きましょう♪ハマチ、真鯛、ヒラメ。
ん~、日本酒と魚刺し。
最高な味わい方です。立ち飲みでこんなの出されちゃ~たまんないね、えぇ、大将♪
…なんて話をあちらでもしているようですよ。
うん、ごもっとも!私も同感です♪

看板にもなってるいわし料理を何かたのんでみましょうか。
「〆いわし」、それにしてみます。
大好きな〆さばを想像します。
きっと美味しいんでしょう♪「〆いわし」。
見た目で新鮮さが感じ取れるほど新鮮。
しつこく酢で〆るのではなく、ほんのり軽く〆ることによってさらに新鮮さが強調されてます。
これは逸品!旨い♪

お酒は、「ウーロン杯」に変わっています。金宮ベースのウー杯。
焼酎濃いめ!
ん~、来るなあ~♪

…と、十分堪能して提灯の灯も消えました。

美味しい料理と美味しいお酒を、ちょっと味わいたい。
そんな時、気軽に立ち飲みで味わえちゃうお店。(入店前の写真なので提灯、付いてますね)
気に入りましたよ♪
神田 「大松」

ごちそうさまでした。

秋葉原【赤津加】

2013-10-30 00:00:00 | 千代田区(東京都)
台風が接近してまして、
キツくならないうちに帰らねば!
でも、せっかく出掛けてるんだから、どこぞでいっぱいやらなければ帰るに帰れません!絶対飲むぞ!(笑)

雨の日の今日は秋葉原に来ています。
ここから北に「御徒町・上野」、
南に「神田」、
さて、どちらに参りますか?、

雨がなんとなく激しくなって来たような気がします、早く決めないと。
それとも帰った方がいいかも?
それかここ秋葉原で。

う~ん、秋葉原でねぇ?

と、ピンと来たのがここ!
行ってみよ♪

秋葉原のようなとこに酔き酒場なんかもう絶滅してないでしょ。
あっても近所の常連さんの隠れ家的溜まり場で一見さんは居心地良くないだろうな。
なんて勝手に思ってて、ここは敬遠してました。

しかし、まったくの真逆の結果に驚き!
なんで、今まで来なかったんでしょう。
重要文化財的酔き古典酒場でした♪

ちょっと誉めすぎ感ありますが、
それだけね、
私には、思ってたイメージといっぱいやった後とではギャップがあったんですよ。

はい、前書きが長うございました。秋葉原【赤津加】


JR総武線の高架をくぐり、北側のガード下に沿いながら進みます。この辺は、突っ立ってる呼び込みのメイドさんが多いですよね。雨の日でも頑張ってますよ。
私は歳を取りすぎたのかあまり声を掛けられません。さすがに台風接近の雨の日は、人通りも少ないですね。
こんな電飾華やかな通りに老舗酒場があるのですが、お店に着くとまだ看板が付いてません。お店前のメイドさんに聞くと(冗談です♪)17時からと言うことなので、仕方がないそこらを少し回って来ましょう。

靴を濡らしながらぐるっと回ってお店の前へ。
少し待ち、店員さんが引き戸を開け暖簾を掛けるやいなや、入れてもらいました。一番乗りですね。赤津加は昭和29年創業の老舗正統酒場。
古典酒場でもあります。

コの字のカウンターにテーブル席、小上がり。
2階には大きな座敷もあるそうです。

カウンターの角地に着席したとたん、一人入店。
その後に男女の一組が入店し、私を入れて4人でスタートという感じになりました。

先ずは、生ビールを頼みました。お通しは、ひじき。久しぶりに食べたような気がします、美味しい♪

さあ、肴を注文する前にメニューを拝見します。
この人数ですから早めに注文しなきゃってことはないでしょう。
ビールを飲みながら今日の献立を考えます。楽しい時間ですね♪入店する前にスマホで調べた前情報では「もつ煮込み」が酔いそうで♪
ここのは鶏のもつ煮込みとのことです。
これは頼みましょう。
その前に本日のおすすめから「たこぶつ」を頂きました。色が新鮮さを語っていますね。
たこぶつは好きです。
タウリン豊富で肝臓に酔い飲兵衛のための肴(笑)

お酒を熱燗で注文しました。
菊正宗。
神戸の灘に酒蔵があります。
灘の男酒。熱燗はコの字の中にいる女将が湯煎でつけてくれます。
そして一杯目は女将がお酌してくれます。
感動もんですよね♪

「鶏もつ煮込み」です。小さな土鍋で出てきました。
これで最初から煮込むんですかね、少し時間が掛かりました。
いろんな部位と豆腐とネギ。
味噌仕立てですが鶏肉なのであっさりした感じです。
小さな鶏鍋みたいで酔いですね♪
熱燗が美味しい♪しかし、秋葉原のど真ん中にこんな酒場があるなんて!
外の喧騒に染色されてない別の空間がここにありました。
素晴らしい♪ごちそうさまでした。

今度は、お酒をじっくりゆっくり味わいに来よう♪


神田【串カツ甲子園】

2013-10-13 00:00:00 | 千代田区(東京都)
神田のガード下を散策していて見つけた串かつ屋です。神田【串カツ甲子園】


外から伺うと立ち飲み屋のよう。
中に入ってわかりましたが、2階にはテーブル席もあるみたいです。
まあ、今日はサクッと行きたいのでね、立ち飲みで結構でございますよ♪

入ってカウンターを見ると、今は居ない先客の食べ終わったお皿などが片付けられてない所が多く、立ち場所に困りましたが入口付近の小さなスペースに着立ち。さっそく生ビールを注文。
生ビールは普通の中ジョッキじゃなく少し小さいグラスの延長のようなジョッキです。これで出されるお店はガッカリしますよね。

店内は私は1人。
誰も居ませんし、私が居る間は誰も来ませんでした。2階には一組居るようですね。
ワイワイ声が聞こえます。

グビっとやるとすぐ無くなっちゃいそうなビールをチビチビ飲みながら、メニューを拝見。さっと、頼もうかなと思いきや、店員のお兄さんがなかなか2階のお客さんのオーダーを聞きに行ったまま降りて来ません。
あ~、サクッと行きたいのに。

そんなこんなで、「牛串」2本到着。
1本 140円。

まあまあな感じです。
ソースはもちろん2度漬け禁止ですが、このソースもまあまあでした。

もひとつ、名物の枠から「甲子園ステーキ」を注文してたのですが、なかなか店員さんが作ってくれません。
2階が忙しいんです。

まあ、
そんなこんなで、「甲子園ステーキ」680円到着。
飲み物はレモンサワーに変わってます。

ハラミのサイコロステーキかな?。
コチュジャンみたいなのを付けて食べますが、お酒のアテにはとても酔いけどなんか違うような気がしました。

今日は忙しいのか店員さんがいないのか、入ってすぐちょっと早めに出るかと思ったのに、注文が遅くてそれもさせてくれませんでした。

まあ、店員のお兄さん一人で切り盛りされてるみたいなので大変なんでしょうけどね。

頑張りましょう♪

ごちそうさまでした。


神田【升亀】

2013-09-30 00:00:00 | 千代田区(東京都)
神田のガード下といえば、
うん!、ここなんでしょうね♪神田【升亀】

赤レンガむき出しの高架の様子が至るところで見られる神田のガード下。見た目には場末チックな感じですがなんのなんの!

時間は平日の夕方5時前。
まだ、本日お勤め帰りのサラリーマン達でごった返す前です。
店内はほぼテーブル席のみ。

一番入口から手前の席がぐるりと柱を囲んでて、10数人座れる0字カウンターぽくなってます。
お一人さんは、ここに案内されるのかな。
そこの外側に向いた席に着席しました。まずは、生ビール。 450円。
お通しで、「イカ軟骨揚げ」がでてきました。
ん~、これでビールいっちゃいそうだな~♪
メニューブックを拝見。もうひとつは、本日のオススメかな。
「たこぶつ」にしました。 600円。たこはタウリンがいっぱい含まれてます。
タウリンは肝臓機能を改善してくれる酔い成分。
飲兵衛の酔い味方です♪頼もしい!
そして旨い♪

酎ハイを追加。280円。しっかり濃かったです。

夕方5時を回ったので、徐々にお客さんが増えて来ました。

皆さん、お疲れさま。
いや~、ここは人気店なんだなと改めて思ってしまいます。
酒も旨いし肴も旨い!
それでいて手頃な値段。
そしてこの活気♪
一般チェーン店は太刀打敵わないのがわかります。店内にある、升亀の看板。
「 □ に / 」のマークは升亀のトレードマーク。
店内いたるところにこのマークを見つけることができます。
大切な屋号なんですよね。

厨房上の短冊メニューから、おもしろそうなのを見つけました。「メンチカツ」 400円。
「あっとおどろく大きさ!」、なんて赤文字で書いてますが、どうでしょう?
まあ、大きいかな♪って感じゃないの?

注文すると、店員さんに私が一人であることを踏まえ「ハーフサイズもありますよ」忠告されました。
そんなに大きいの?
ちょっと臆した私はハーフサイズくださいと注文。うむ、、、これでも皿いっぱいです。
店員さんに、「ね、ちょうどいいでしょ♪」言われました。
確かに。

レモンサワー 300円。酔い色してます。

このお店の名物はですね、
升亀名代「いか天」「げそ天」
とあります。
今日はもう食べれないですが、
今度はこれで、いっぱいしたいですね。

酔い酒場♪ごちそうさまでした。ああ、いい光景だなあ~♪