ポーランドからの報告

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ソフィテル・ヴィクトリア・ホテル

2006年10月05日 | ホテル

堅苦しい政治の話はひとまず脇において、もう一件、ワルシャワのお勧めホテルをご紹介します。

ソフィテル・ヴィクトリア・ホテル (Sofitel Victoria Hotel )、ピウスツキ広場に隣接する5つ星ホテルです。ポーランドの国営旅行会社オルビスの所有する共産主義時代からの老舗高級ホテルで、その後一時インターコンチネンタルグループに入り、現在はソフィテルグループのフランチャイズ経営となっています。

ホテルに隣接するピウスツキ広場は、戦没者記念式典、平和記念祭典、国民ミサなど、政治関係のイベントが多数行われる場所です。すぐ隣にはサスキ公園が広がり、都心なのに非常に緑が豊富で静かな場所にあります。

もちろん観光名所へのアクセスも非常によく、ワルシャワ旧市街へ徒歩10分、ワルシャワゲットー跡へ徒歩15分、ワルシャワ中央駅へ徒歩30分ほどです。メリディアン・ブリストルホテルとともに、旧市街に一番近い5つ星ホテルとなっています。

 

実は私が始めてポーランドを訪れたとき泊まったのが、このヴィクトリア・ホテルでした。1987年、当時ポーランドはまだ共産主義体制下で、私は小学3年生でした。現在でこそラディソン、ホリデーイン、シェラトンなど外資系のホテルが多数林立するワルシャワですが、共産主義時代はこのヴィクトリア・ホテルが数少ない最高級ホテルでした。

初めての海外旅行だった私は、見るもの耳にするものすべてが新鮮に感じられました。ワルシャワ中央駅の薄暗いエントランスホール、やけに薄くて人工的な味のオレンジジュース、民族衣装をきた少年少女の華麗なダンス....etc そして一週間の滞在期間の間、毎日このヴィクトリア・ホテルからクルレフスカ通りへ出、マルシャウコフスカ通りを歩いて、文化科学宮殿までの道のりを散歩したこと、20年経った今でも、昨日のことのように覚えています。

縁あって2001年にポーランドを再び訪れたときも、真っ先にこのヴィクトリア・ホテルを訪れました。私にとっては、何年たっても特別な思い入れがあるホテルです。


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ポローニア・パレス・ホテル

2006年10月01日 | ホテル

今日はワルシャワのお勧めホテルをご紹介します。

イェロゾリムスキエ通りに面してたつ白い宮殿のようなホテル、ポローニア・パレスホテル ( Polonia Palace Hotel )

このポローニア・パレスホテルのように、パレスホテルと名前がつくホテルは、かつての宮殿だった建物を改装してホテルにしたもので、大抵が、4つ星か5つ星の高級ホテルになっています。

このホテルも、昔はポローニア・ホテルの名前で営業しており、内装もやや小汚い感じだったのですが、2年前に大改装を行い、パレスホテルとしてリニューアルオープンしました。それにともない料金も2倍近くに跳ね上がりました。

  
  

広くてきれいなお部屋もさることながら、なんといってもこのホテルの自慢は、レストラン。見渡す限りどこもかしこもまっ白のバロックスタイルで、皆が一度は憧れる、宮殿のようなレストランです。

ロケーションも抜群で、ワルシャワ中央駅からは徒歩5分。旧市街へもバスで10分、空港へはホテル目の前のバス停から175番のバスに乗り40分です。

ただこのホテルは非常に間違いが多いです。予約を入れても当日予約がとれていなかったり、日付を間違えていたり。。それを抜かせばすごくいいホテルなのですが。


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アメリカンスタイルとヨーロピアンスタイル

2006年09月27日 | ホテル

ヨーロッパのホテルは、通常アメリカンスタイルの大手チェーンホテルとヨーロピアンスタイルのホテルの二つに大きく分かれます。

クラクフにあるホテルでは、アメリカンスタイルは、ヴィスワ河沿いに建つシェラトンを筆頭に、ラディソン、ホリデーインなどが人気のホテルです。一方ヨーロッパスタイルのホテルでは、ホテル・コペルニクスホテル・グルーテック 、アマデウス・ホテル、オストヤパレスホテルなどが高級ホテルとなっています。部屋数がすくなくこじんまりとしているのが特徴です。

  

アメリカンスタイル、ヨーロピアンスタイル、どちらもそれぞれ利点があり、人によって好みが分かれるところですが、一般にアメリカンスタイルの大手チェーンの方が部屋数も多く日本国内に代理店もあるため、予約は取りやすいようです。


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ホテル・コペルニクス

2006年09月27日 | ホテル

カノニチャ通り(ul. Kanonicza)は、クラクフ旧市街でもっとも歴史が古い通りです。円形要塞のバルバカンからフロリアンスカ通り、中央広場、グロツカ通りを経てカノニチャ通りと続く道は、その昔「王の道」と呼ばれ、王様が遠征から帰国した際に居城まで行進した道でした。その最終地点にあたるカノニチャ通りは、目の前にヴァヴェル城を望み、クラクフで一番美しい通りといわれています。

 

そのカノニチャ通りでひときわ古いゴシック様式のファサードが目立つ建物が、ホテル・コペルニクスです。コペルニクスはポーランド北西部の街トルンの出身で、クラクフに上京してヤゲウォ大学で天文学を学びました。 このホテルはかつて16世紀にコペルニクスが滞在していた建物を改装してホテルにしたものです。

料金はツイン1泊35,700円とポーランドの物価水準と比べるとかなりの高額なのですが、ツイン29部屋、アパルタメント8部屋と部屋数が大変少ないため、いつも満室の人気のホテルです。


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ホテル・グルーテック ****

2006年09月02日 | ホテル

クラクフは観光客の数にくらべホテルの数がまだまだ少ないため、シーズン中はホテルの予約に一苦労です。やはり有名チェーンのホテルや、ロケーションのよい旧市街のホテルから予約が埋まるため、妥協して旧市街を外れたホテルをとってみても.....

ポーランドの街の多くは、旧市街を外れると、とたんに寂れた雰囲気になってしまうので(首都ワルシャワはそうでもないですが)、旧市街外のホテルでは、旅の魅力が激減してしまいます。きれいなものだけ見て、おいしい物だけ食べて... そんないいとこ取りが、旅の醍醐味ですから、やはりなんとしても旧市街にあるホテルを予約したいものです。

というわけでこのブログでも、とても素敵なのにあまり知られていないホテルをご紹介していきます。第一回目は、クラクフ旧市街、プランタ(緑地帯)近くの四つ星ホテル グルーデック をご紹介します。昨年10月にオープンしたばかりの新しいホテルで、中央広場まで徒歩1分、中央駅まで徒歩3分と、ロケーションが抜群なことに加え、お部屋がとてもかわいいのがGOOD。どのお部屋も、女性オーナーが選んだ、女の子が大好きなインテリアになっており、部屋を指定しての予約も可能です。また浴室がシャワーのみのホテルも多い中、ちゃんとバスタブもついています。

  
  

クラクフ旧市街は、昔お堀だった場所が、その後埋め立てられて、プランティ(緑地帯)となっているのですが、このホテルもそのプランティに近いため、街の中心部なのにとても静か。最上階の屋外テラスからは、旧市街のパノラマが楽しめます。料金は2006年9月現在で、シングル164ユーロ、ツイン175ユーロとなっています。まだ新しいからか、大体いつも空きがあります。考古学博物館も併設されている、とてもユニークなホテルです。


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