年に一度(だったかな?)に行われる 『焼津市内NPO法人情報交換会』に参加しました。
市内で活動しているNPO関係者と、市職員(担当部局以外にも、手をあげた職員
の方数名)、それぞれの情報や思いを交換して協働を推進するために学び合おうという場です。
今回のテーマは『上手に協働していくために』。
4つに分かれたグループディスカッションでは『協働で言ってはいけないあの言葉』をKJ法を使って話し合いました。
私はNPO関係者が4名、行政側が1名という構成の班だったけれど、そこに壁を感じる事もなくフラットな話し合いができて楽しかったです。
さて、他の班の発表を聞くと、やっぱり一番に上がるのは「予算がない」そして「前例がない」「検討中です」「担当じゃない」。
でもね、それらのどれもこれもが「やる気」さえあれば、乗り越えられる事ばかり。
確か焼津市行政改革推進プランにも「NPOの推進」は結構高いプライオリティであがっていたはず。それが単なる「絵に描いた餅」かどうか、行政側の”本気度”が問われる部分だと思う。
もちろんNPO側としても、自分たちの活動の情報発信を活発にしたり、信頼感の持てる組織作りや、面倒な事務処理にもきっちり対応するなど、しなければならないことはある。
熱い思いだけじゃダメって事ね。それはもちろんやるべきことはやらなきゃね。
最後に静岡大学の日詰先生から講評として、協働を実現させるためのたくさんのエッセンスをいただいた。
● 協働は、本来両方が得をするwin-winの関係である
● 定義の枠にはあまりこだわらないチャレンジを
● 文化の違う行政とNPOはお互いに歩み寄り、理解しあう事が協働を成功させるカギ
などなど、他にもヒントが盛りだくさん。これは勉強になりました。日詰先生、ありがとうございました。
今の日本ではNPOはまだまだ単独で生き延びるのは残念ながら難しい状況です。
だとすると活動の継続のためには協働はとても有効なわけです。(欠かせないと言っていいかも)。
NPOは行政にはないプロフェッショナルな専門性があるということに誇りを持ち、また行政はNPOを安い下請けではなく、地域の力を底上げするためのパートナーとして活動を応援して下さいね。
おかげさまでe-Lunchはこれまでにも数々の協働を実践しています。
チャンスにも恵まれ、行政の理解にも恵まれ、NPOの仲間にも恵まれた結果だと思います。
これからも自分たちの思いを実現させ、e-Lunchをますます発展させるために、『上手に協働』がんばります。