社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

星野ジャパン

2008-07-17 18:50:18 | 日常
北京オリンピック野球日本代表のメンバーが
発表されました。この発表で一番関心があった
ことは巨人の上原投手です。今シーズンは極度
の不振に陥り、メンバー入りに関心が集まって
いました。今日の発表のメンバーに入っていま
したが、大きく意見の分かれるところでしょう。

元々、野球というスポーツ自体の国際性は、他
の団体競技に比べると規模も歴史も浅いもので
す。極端な例で、サッカーに比べれば競技人口、
国の数では遥に少ないです。野球という競技も
アジアの一部、北米位しか盛んではありません。
日本でもオリンピックにプロ選手だけで出場す
るのは初めてのことです。つまり、何を言いた
いかというと、今回の選手選考(上原投手)に
ついてワールドスポーツと比較すると常識では
考えられないことでした。世界で戦う競技では、
試合は戦争と同じです。少しでもスキがあれば
戦いに敗れてしまいます。どんなに実績がある
有名選手でも、その時点で調子が悪ければメン
バー選考では落ちるのが常識です。フランスワ
ールドカップの日本代表で、当時最高選手とい
われた三浦カズがメンバー選考で落ちたことは
周知のことです。それは外国のチームでも全く
同じです。それは何故か?それは代表入りを目
指し必死に頑張る無名の選手が沢山いるからで
す。実績を挙げれば無名でも代表に入れるとい
う「歴史」がその競技にあるからです。

残念ながら日本野球にはその「歴史」がありま
せん。今回その歴史を創れる筈でしたが、残念
な結果になりました。オリンピックで上原投手
は活躍するかもしれません。しかし、問題なの
は頑張ったのに、メンバー入りを逃した若手選
手達の虚脱感です。そこには日本野球が抱える
ベースボールでは無く「野球」というものが見
えてきます。選ばれて困惑する選手、選ばれな
くやる気が無くなる選手、いずれにしても野球
界にはマイナスなことです。

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