社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

紙飛行機

2007-05-23 00:44:23 | 日常
紙飛行機、子供の頃誰もが作ったことがあると思います。
よく飛ぶようにいろいろと工夫した記憶があります。
その中でも、翼の先端を少し上にもちあげると
真直ぐに、長く飛んだのを覚えています。
この紙飛行機を遠くに飛ばす為のコツが
実際の飛行機にも使われています。

皆さんも国内・海外旅行をする時
飛行機をよく利用するでしょう。
その飛行機の翼を見て下さい。
ジャンボという愛称のボーイング747-400
という飛行機では、翼の先端にウイングレッドという
上向きの板が取り付けられています。
大きな機体なので小さく見えますが、
実際は底辺が3メートル、高さ1.8メートル
もあります。
このウイングレッドを付ける事によって
主翼先端の空気の流れを改善し、
空気抵抗が減り、よく飛ぶようになります。
最近では、B737という小型ジェット機にも
これが着いているものがあります。
以前は、国内線しか飛べなかった飛行機ですが、
今では、中国、台湾やグアムまで飛べるようになりました。

この様な飛行機は、主に国際線に多く見られます。
何故なら、国内線では飛行距離が短い為、
あまり効果がありません。
つまり、飛行距離が長い国際線ほど
効果が出るのです。
同じ燃料でも、ウイングレッドがついている飛行機は
より長い距離を飛ぶことが出来ます。

紙飛行機を遠くに飛ばすコツが
実際の飛行機にも応用されているのは
面白いことです。
しかし、航空力学に基づいた事実なのです。
皆さんも紙飛行機を作って飛ばしてみませんか?
上手く飛ばなかったら、その時は
主翼の先端をすこし上に折ってみて下さい。


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