社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

ビジネスジェット

2007-05-14 09:06:01 | 日常
今朝の新聞記事にビジネスジェットの事が書いてありました。
名古屋空港が積極的にビジネスジェットの
受入れを行っている記事でした。
名古屋空港は以前は、国内線・国際線が発着する
空港でしたが、中部国際空港の開港に伴い、
地方ローカル空港になりました。
つまり、東京、大阪、福岡、札幌等の
路線がなくなり、当然大手航空会社の
定期路線も無くなりました。

名古屋空港が生き残りの為に眼をつけたのが、
ビジネスジェットでした。
海外の有名人、外資系企業の役員等は
プライベートジェットで来日します。
飛行機を利用する時、時間や空間を
自由に出来るプライベートジェットは
大変便利です。
欧米では、このプライベートジェットは
多く利用されていますが、日本の現状を観ると
まだまだ遅れています。
世界では年間1000機も販売されています。
日本では年間3~4機程度です。
更に中東のオイルマネー諸国はプライベートジェットが
ジャンボ機という事もあります。
これは、様々な環境の違いや航空行政の違い
があると思われます。

しかし、地方ローカル空港の活用を考えた時、
プライベートジェットを活用することは
大きな意味があります。
また、最近ではホンダが開発した
プライベートジェットは、1機3億円という
価格です。
他の機種と比較すると1/10位の価格になりました。

日本では、地方空港の再生が大きな問題になっています。
大手航空会社は不採算路線は廃止します。
特に、日航などは赤字解消の為積極的に
路線も見直しに取り組んでいます。
地方空港でも、今までの航空会社に頼りきりの
経営ではなく、独自の生き残り対策を
推進するべきでしょう。
狭い国土には、何十という空港があります。
公共事業、経済活性という名目で今も
空港建設は地方の莫大なお金を落とします。
しかし、その空港が巧く活用されなければ、
地方財政を圧迫します。
そのような事をなくす為にも、
この名古屋空港の様な積極的な取り組みを
各自治体にお願いしたいです。

出来ていまったものに、使ってしまった税金のことに
文句を言っても何も始まりません。
せっかく便利なものを作ったのですから、
巧い使い方を考えた方がいいと思います。

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