社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

静岡空港

2009-07-17 08:32:52 | 日常
先日、開港した静岡空港。
この空港の開港には大きな利権と思惑が
渦巻いていました。
その当事者の一人は、前知事の石川氏です。

そもそも、県民の半数以上が反対していた
静岡空港が、どうして開港出来たのか。
そこには、政権与党である自民党、県議
連合という大きな組織の利権構造がありま
した。そして、その中で一番先頭に立つ
役割をしたのが、石川氏だったのです。

当初の空港利用者予測は、530万人という
ものでした。それが段々下方修正され最終
的に103万人というものになりました。何
と当初予測の5分の一です。しかし現実は
もっとヒドイものです。現在の就航路線
の稼働率が全部100%であっても、70万人
なのです。ということは、明らかに赤字
なのです。つまり、その赤字の負担は県民
が背負うことになるのです。
一方、行政サイドの責任者が、その責任を
負ったでしょうか?誰も責任を取っていな
いのです。勿論、石川氏も同様です。

結局、この空港は与党と行政の思惑、そして
そえに纏わる利権者達が「いい思い」をした
だけでした。それに巨額の税金が使われただ
けです。所詮、公共工事とはそんなものなの
でしょうか?
ヴィジョンのない政治の寂しい現実です。