ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

道路封鎖による休日

2008年01月14日 01時12分02秒 | 時事
14日がドバイでは休日になるのを知ったのは13日の16時半頃のこと。この情報をもたらしたのは女性社員のご主人から彼女への電話だった。インド人社員にチェックさせると、ガルフニュースのホーム・ページに確かにドバイの主要道路が封鎖されるので休日にすると出ている。どの新聞のホームページも、そっくりそのままの文章を載せているらしい。

なぜ道路が封鎖されるのか。ブッシュ大統領がUAEに来ていて、ドバイの市内を車で移動するので、セキュリティのためにそうすることは歴然だ。外国の要人が来た時に、道路を一時的に閉鎖するという話は聞いたことはある。だが、ドバイ全体をまるまる休日にしてしまうというのは、ドバイに赴任してから初めてのことだ。極めて異例のことだろう。

イラク戦争を始めたブッシュ大統領を好きなアラブ人は少ない。ここまでしなければならないのは、アルカイダなどブッシュ大統領の命を狙う輩がドバイに潜伏していてもおかしくないからだろう。ドバイの威信にかけてブッシュを守らなければならない。

今から考えると、11日にハッタを訪れた時オマーンで検問をしていたが、それも同じ理由だったかもしれない。

14日にドバイ国際空港に到着する人々はちゃんとホテルまでたどりつけるのだろうか?

休みが一日増えたのはうれしい気もするが、主要道路が封鎖されていては、出かけることもままならない。今日はアパートで静かに過ごそうと思う。

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