少し専門的になるが、電子メールの暗号化について書く。
日本では、通信の秘密や検閲の禁止が憲法で保証されているから、当たり前のように感じているが、世界的には検閲がまかりとおっている国がまだまだ多いようだ。検閲が合法な国においては、メールの暗号化を規制することがある。通信の内容は検閲することがあるから、解読できない暗号をかけることはまかりならないということだ。例えば、中国がこれをやっている。
UAEではどうか。現地の弁護士に聞いたところによれば、現時点では暗号化に関して制限はないとのこと。もちろん、将来もそうであるとの保証はない。
テロとの戦いの名目で、米国などでも盗聴や検閲はまかりとおっている。暗号化に制限をかけないのは、人権団体への配慮もあるかもしれないが、そのそも政府のインテリジェンス能力が高いので、その気になればなんでも解読できる自信があるか、どうせ規制したところで本当に規制したい相手はそれをくぐり抜けてしまうから規制すること自体意味がない、と考えているのだろう。
プライバシーと安全保障をてんびんにかけ、どこでバランスをとるか。難しい問題だ。
日本では、通信の秘密や検閲の禁止が憲法で保証されているから、当たり前のように感じているが、世界的には検閲がまかりとおっている国がまだまだ多いようだ。検閲が合法な国においては、メールの暗号化を規制することがある。通信の内容は検閲することがあるから、解読できない暗号をかけることはまかりならないということだ。例えば、中国がこれをやっている。
UAEではどうか。現地の弁護士に聞いたところによれば、現時点では暗号化に関して制限はないとのこと。もちろん、将来もそうであるとの保証はない。
テロとの戦いの名目で、米国などでも盗聴や検閲はまかりとおっている。暗号化に制限をかけないのは、人権団体への配慮もあるかもしれないが、そのそも政府のインテリジェンス能力が高いので、その気になればなんでも解読できる自信があるか、どうせ規制したところで本当に規制したい相手はそれをくぐり抜けてしまうから規制すること自体意味がない、と考えているのだろう。
プライバシーと安全保障をてんびんにかけ、どこでバランスをとるか。難しい問題だ。