ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイのホテル~フェアモント・ホテル

2007年10月07日 00時04分21秒 | 住む/泊まる
今回紹介するのは、ドバイで私がこれまでに泊まったことがある数少ないホテルの一つ、フェアモントホテル。トレード・センタ・ラウンドアバウトの近くと最高の立地にあるこの五つ星ホテルには私は都合10泊以上泊っている。最初に泊ったのはちょうど1年前のラマダン期間中、出張で泊ったデイラのホテルに辛抱できなくなり、このホテルに直接電話して変えた。ラマダン特別割引で599ディルハム、プラス20%だった。あとは、これより割高だが、弁護士事務所のコーポレートレートを使わせてもらった。

このホテル、もともとはカナダに本拠があるホテル・グループだが、今はサウジアラビアの皇太子がオーナーだと聞く。そのせいで、サウジの王室関係の宴会がある場合は、必ずこのホテルが利用され、宿泊客もサウジアラビア人が多いらしい。ちなみに、サウジアラビア人の民族服は襟が高いのが特徴とか。

建物の内側は吹き抜けになっていて、日本では悪名高いシンドラー社の展望式エレベーターが上下している。

設備も充実していて、温水の屋外プールはシェイク・ザイード・ロードに面しているものと、その逆側に一つずつあって、プールサイドでそれぞれ日の出と日の入りを拝むことができるようになっている。プールにはジャグジーもついていて、有料のスパも同じフロアにある。

特筆すべきは、ホテルの前からシェイク・ザイード・ロードを横切る唯一の歩道橋が伸びていることだ。この歩道橋、階段を使えば誰で利用できるが、ホテルのルーム・キーがエレベーターのキーを兼ねていて、宿泊客のみがエレベーターを利用できる。一ホテルがこんな歩道橋を作れたのも、サウジの皇太子の威光が働いたのではないかと推測する。ガルフ・ニュースは、いったんはこの歩道橋がメトロの工事のために取り壊されると報じたが、10月2日の記事でこれを訂正し、メトロの工事中もずっと利用でき、メトロの完成時には駅とつながることになるというRTAの声明を伝えている。

なお、私が最後に泊った今年の1月には、インターネットのホームページから無料で登録ができるホテル会員になると、客室のブロードバンドインターネットが無料になった。私はこれに気づくのが遅れ、二日分だったか支払うことになった。出張でこのホテルに宿泊する場合は、確認されることをお勧めする。



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