ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

金星食

2007年06月19日 00時30分05秒 | ギャラリー
月曜日19時半頃、アパートの部屋でノートパソコン相手の仕事に区切りがついたので、晩飯の材料を買いに同じビルの1階にあるスーパーに買い物に行く。ふと西の空を仰ぐと三日月を弓に見立て弦の中心あたりにくっきりと星が輝いている。そういえば、昨日のガルフニュースで天体ショーがどうとか言っていたのを思い出し、慌てて部屋に戻る。

掩蔽(えんぺい)または星食(せいしょく)と呼ばれる星が月に隠される現象で、この日、月に「食べられてしまった」星は金星。ドバイ天文協会によれば、金星の星食が起こるのは1年に1回か2回。また、この日の星食を最もよくみることができるのはエジプトだが、星食が始まるのはUAE上空とのこと。

私には、ダイヤモンドかなにかの指輪にみえたが、どうだろう。この日、何組のカップルが空を見上げ、(男)「あの星を君にあげよう(言うだけならただだし)」、(女)「あの星のようなダイヤの指輪が欲しいわ(もちろん本物でね)」というような会話を交わしたかと想像するのは楽しい。

上はアパートのベランダから10倍ズームのカメラを3脚を使って固定して撮った写真。18日19:55撮影。金星は20時には月の裏側に隠れてみえなくなってしまった。


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