ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

期限切れヨーグルト販売で株価下落? 日本マクドナルド

2007年11月30日 00時09分12秒 | 時事
マクドナルド、表示改ざん6年前から 期限切れアイスも(朝日新聞) - goo ニュース

いわゆるヒマネタに違いない。28日のガルフニュースのビジネス面は、27日に日本マクドナルドがフランチャイズの4店舗で期限切れヨーグルト(expired yoghurt)を使用した可能性があると発表し、株価が2.4%下落したと写真入りで報じた。

ここのところ、赤福だの吉兆だの、老舗と言われる会社の長期にわたる食品偽装が暴露されている。なんにせよ嘘はいけないし、ラベルの貼りかえはもっての他だとは思う。ただ、今回のマクドナルドの件では、賞味期限切れの材料を使っていたことに焦点があたっているようだ。

食品の期限には、大まかに消費期限と賞味期限があるようだ。厚労省と農水省が連名で出している加工食品の期限表示に関するQ&Aによれば、「消費期限については、この期限を過ぎた食品については飲食に供することを避けるべき性格のものであり、これを販売することは厳に慎むべきものです。また、賞味期限については、期限を過ぎたからといって直ちに食品衛生上問題が生じるものではありませんが、期限内に消費されるよう販売することが望まれます。」とある。賞味期限切れの材料を使ったハンバーガーを販売したとしても、直ちに違法ではなさそうだ。

法律違反であろうがなかろうが、マクドナルドの品質管理マニュアルには違反しているのだろう。消費者に対する信頼低下は免れないから、この際なんでも謝ってしまえということだろう。ただ、賞味期限切れの材料を使った惣菜は、それこそどのスーパーでも売っているのではあるまいか。(大分前の映画だが「スーパーの女」を観ると、このあたりの事情がよくわかる。)

ドバイで買う食品には、製造年月日と期限(Expiry Date)の2種類の表示がされていることが多い。後者は果たして日本で言う消費期限なのか、賞味期限なのか判然としない。例えば、卵などは、製造年月日と有効期限の間隔が3ケ月もあり、赴任当初は違和感を覚えた。

ヨーグルトの期限については、冷蔵庫からちょうど切らしてしまったところで、確認できない。ガルフ・ニュースの記事を読んだアラブ人がどういう感想を持ったか、少し気になる。

日本における食品の偽装に関する告発は、この先当分続くのだろう。嘘はいけないが、健康に重大な影響があるものとそうでないものとは、扱いが異なってしかるべきと思う。願わくは、自分が日本で通った店(モスバーガーなど)や田舎に帰省するたびに買った土産物(うなぎパイなど)が告発されないことを。

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