ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

報道の自由度ランキング UAEは65位

2007年10月20日 09時47分15秒 | 時事
日本37位、最下位はエリトリア=報道の自由度ランク-国境なき記者団 (時事通信) - goo ニュース

10月18日のガルフ・ニュースに、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)が発表した2007年報道の自由度ランキングにおいて、UAEが169ケ国中65位にランクされたことを報じている。

このブログではこれまでに様々な国別ランキングをとりあげてきた。このランキングもチェックしておこう。

湾岸諸国のランキングは次のようになっている。括弧内は2006年のランキングだ。なお、オマーンは信頼できるデータがないとしてランキングの対象外となっている。

クウェート   63(73)
UAE       65(77)
カタール    79(80)
バーレーン  118(111)
サウジアラビア148(161)

他のアラブ諸国では、イランが166位、イラクが157位、リビヤ155位、シリアが154位。

G8では、51位から37位に躍進した日本を始め、ロシアを除き軒並みランキングを上げた。日本のランキングがあがったのは過激なナショナリストによる報道機関の襲撃が減ったことによるものという。ちなみに、米国が48位、ロシアが144位、中国163位、報道中の日本人ジャーナリストが射殺されたミャンマーが164位、北朝鮮が168位となっている。なるほど、という感じがする。

ガルフ・ニュースによれば、UAEでは先月業務遂行中のジャーナリストを投獄してはならないという命令が出され、法律化が検討されていると言う。国境なき記者団の中東北アフリカの代表者によれば、もしそのような法律が制定された場合、UAEのランキングはさらに改善されるだろうとのことだ。

当地のメディアは、政府に都合の悪いことは言ったり書いたりすることはできないと思っていたが、まんざらそうでもなさそうだ。この国を少し見直した。

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