レバノン人女性歌手 ドバイ・マリーナのマンションで刺殺される

最近日本のニュースを聞くと、刃物を使った殺人事件が立て続けに起こっているようだ。秋葉原の通り魔事件から連鎖反応だろうか。これでは、日本よりドバイの方がずっと安全だと感じている時にこの事件は起こった。

レバノン人の人気女性歌手スーザン・タミムが、ドバイ・マリーナのマンションで他殺体で見つかった。３１才だった。この歌手の名前は初めて聞いたが、もしかするとドバイのレバニーズ・レストランでベリーダンスの前座として歌っているのを聴いているかもしれない。

彼女が住んでいたジュメイラ・ビーチ・レジデンスは高級マンションで、セキュリティ・チェックも厳しい。不審者が無断で部屋に侵入することは考えられず、顔見知りの犯行である可能性が高い。

ガルフニュースによれば、彼女は２度結婚し、２度目の夫から、歌うのを止めるよう迫られて、国外に逃亡していたらしい。夫の申し立てによりレバノンの裁判所は彼女がレバノンの国外に出ることを禁じる命令を出していたという。いかにも殺害への夫の関与を疑わせる書きぶりだ。

安全なはずのドバイでもこの程度の事件は起こる。犯人は現時点でつかまっていない。