ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

バージュ・アル・アラブの予約とキャンセル

2007年12月18日 22時04分13秒 | 住む/泊まる
UAEの犠牲祭の開始が早まったため、東京からの役員の出張がキャンセルになったことは書いた。そのおかげで、現地で準備していたホテル、リムジン、レストラン、通訳は全てキャンセルしなくてはならなかった。この中で、一番手間がかかったのが宿として予約していたバージュ・アル・アラブだ。

まず、予約からしてめんどうくさかった。メールで空きがあることを問い合わせると、私のサインした申込書と、クレジットカードの両面のコピーとパスポートのコピーをFAXで送らされる。この時、キャンセルの可能性があると思えば、出張者のカードにしていただろう。そこまで気がまわらず、私自身の日本の口座から引き落とされるクレジットカードを登録してしまった。

取引先からミーティングのキャンセルの通知があると、真っ先にホテルに電話して確認したのはキャンセルの方法とキャンセル料だ。一人一泊ずつの宿泊料に20%(市政庁税とサービスチャージ)を払えばよいという。予約確認書には14日前をすぎたキャンセルは全額を支払えとあった。アーリー・チェックインとレイト・チェックアウトのリクエストをしたが、確約できないと言われたため3泊予約していたから、最悪3泊分を覚悟しなければならない。それよりはましだ。

東京からの指示を待って、総務の女性が翌日ホテルに電話すると、今度は一転3泊分全額を払えと言う。全額払うのであれば、キャンセルする意味はない。頼りない日本人担当者は休暇中で、以前日本人会のゴルフコンペ、ジュメイラカップで一緒にラウンドしたジュメイラグループの別のホテルのイギリス人マネジャーに私が直接電話して、いきさつを話す。バージュ・アル・アラブのマネジャーと話してくれると言う。しばらくして、折り返し電話があり、最初の説明どおり、一人一泊ずつのキャンセル料でいいことになったという。市政庁税やサービスチャージまでキャンセル料に含まれるのはおかしい気もするが、この際そんなことを言っている場合ではない。

この後、宿泊者のクレジット・カードとパスポートのコピーを東京から電子メールで取り寄せ、FAXでホテルに送る。最初、カードホルダーのサインが入った申請書が必要と言われたが、私がサインした申請書でいいことになった。

一連の手続の中で、先方の担当者が何人もかわる。その度に引継が十分に行われないから、最初から説明を繰り返さなければならない。煩雑なことこの上ない。17日、総務担当の女性社員の時間の大半はこれに費やされたと言っても過言ではない。いつもは温和な彼女が、珍しく憤慨してもうこのホテルの予約は2度としたくないと言う。

ちなみに、宿泊料は市政庁税とサービスチャージ込で6000ディルハム、日本円にして約18万円だった。このホテルへの宿泊を勧めたのは私ではない、念のため。

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