MMI

運動不足の解消と友人作りの目的で、スポーツの集まりにはなるべく顔を出すようにしている。練習の終わった後、私のような単身赴任族は、一緒に飯でもという話になる。食事の話題に、私が最近とったリカー・パーミットとMMIの話をすると、知らない、行ったことがないと言う人が意外に多い。

MMIは写真（モール・オブ・ジ・エミレーツ店）のように、大体は裏通りに面していて鉄の扉を開けて入る。外からは何が入っているのか全くわからないのが、一つの理由だろう。アルコールを飲まなかったり、海外出張が多い駐在員は、酒屋を探す差し迫った必要を感じないのがもうひとつの理由だ。

ただ、実際に利用してみると、それほど使い勝手は悪くないと感じる。例えば、今月一杯のプロモーションでバドワイザーは２４缶のケースが１１７ディルハムで無税、１缶１６０円だ。また、タイ製だがサンミゲルが２４缶に６缶のおまけがついて、税込９７．５ディルハム。なんと１缶約１０５円は日本で買う缶ジュースより安い。

品揃えも、空港の免税店より豊富なようだ。ビールでは、シンガポールのタイガーがあったし、とうとう日本のビールもアサヒのスーパードライ（瓶だが）を見つけた。２４本で税込み１６７ディルハムは、１本あたり約２３０円くらいだから、日本で買うのとそれほど違わない。なお、これは知人と示し合わせて最後の２ケースを買い占めてしまったので、シャイク・ザイード・ロード沿いのアル・サイード・タワーのＭＭＩに行っても今はないはず。

ビールだけでなく、ワインも我が家では割と評判が良いオーストラリアのジャコブ・クリークが３本税込１３０ディルハムで、１本あたり約１４００円。今度日本に帰った時に調べてみようと思うが、同じか少し安くないだろうか。

というわけで、私の部屋には、現在、空港の免税店で出張者に買ってきてもらったものを含め、バドワイザー、ハイネケン、フォスターズ、サンミゲル、スーパードライの５種類のビール、サンライズ、ジャコブ・クリークのそれぞれ赤と白のワインのストックがある。

ないのは、日本酒と焼酎で、日本からの出張者からお土産を聞かれた場合、これを買ってきてほしいと最近では言うようにしている。

なお、私はもともとそれほどたくさん酒を飲む方ではないし、最近でも晩にビールを１缶開ける程度だ。ドバイに来て、寂しさを紛らわすために（？）、急に酒を飲むようになったということはないので、ご心配なく。