ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

「不都合な真実」はくずか?

2007年11月02日 09時32分19秒 | 時事
11月2日のガルフニュースの1面の片隅に、エミレーツ航空の常務(Executive Vice President)モーリス・フラナガン氏がシンガポールで開催された会議で、アル・ゴアにノーベル平和賞をもたらした映画「不都合な真実」が全くのくず(absolute rubbish)とコメントしたと報じられている。

フラナガン氏はこの映画を3回観たと言う。記事にはコメントの背景は詳しくかかれていないが、地球温暖化についての質問に対して答えたものと思われる。

旅客機は、おそらく最も多くの温暖化効果ガスを排出している乗り物だろう。同じ質問をあまりに何度も聞かれるので、ついに頭に来てくずという言葉を使ってしまったのだろう。

エミレーツ航空と言えば、言うまでもなくUAEを代表する企業の一つだ。名前からするとフラナガン氏はUAE国民ではないが、エミレーツ航空の温暖化に関する考えを代表したとみられ、環境団体からボイコットなどの動きが出てもおかしくはない。

本件について、今のところ、エミレーツ航空から正式なコメントは出ていないようだ。今後の動きが注目される。

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