ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

アンマンで観光バスに発砲 6人が負傷

2008年07月18日 23時39分39秒 | 時事
ヨルダンから帰国したばかりの私には、ショックなニュースだ。

私も訪ねたアンマンのローマ劇場に到着したばかりの観光バスが発砲を受け、レバノン人のオーケストラの団員など6人が負傷したというのだ。負傷者の命には別状がなく、犯人は難民キャンプから来た18歳のパレスチナ人で、頭を撃って自殺を図り危篤状態という。

ガルフニュースによれば、ヨルダンでは過去2年間に観光客をターゲットにした事件がこの他に3件あるらしい。1件目は2006年の9月に、やはりローマ劇場の近くで英国人一人が死亡、5人が負傷した事件。そして、その3ケ月後にはオランダ人が負傷している。そして、今年の3月にはドイツ人の観光客がアンマンの中心地を歩いていて襲われ負傷しているという。また、ヨルダン最大のテロ事件は、2005年に起こったもので、3つのホテル(その一つは私が泊まったグランドハイアット)が爆破され63人が死亡したらしい。

治安が比較的良好と言われるヨルダンでも、こういった事件は起こる。この程度のことを気にしていては、ドバイ以外の中東にはどこにも行けなくなってしまいそうだ。秋葉原で起きた通り魔事件の方がずっと死傷者は多い。だが、ヨルダンから帰国してからというものヨルダン旅行を誰彼かまわず勧めている私としては、ちょっと困ったことになった。

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