シェーグレン症候群の薬剤師

シェーグレン症候群を患っている薬剤師のブログです。
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シェーグレン症候群の治験

2022-12-11 22:46:17 | シェーグレン症候群
最近はシェーグレン症候群の治療など進歩がないと思っていました。
最近色々調べてみると研究は行われているんですね。
その一つがBAFFに対する抗体の研究と臨床試験でした。効果が出ているようで期待しちゃいますよね。

BAFFは、B細胞の分化や生存、増殖に重要な役割を果たしているサイトカインだが、BAFFのシグナルが過剰に入ると関節リウマチ(RA)などの自己免疫疾患を引き起こすことが分かっている。

BAFFは主に,好中球,単球,マクロファージ,樹状細胞,濾胞樹状細胞などの先天性免疫細胞によって産生されます。T細胞や活性化B細胞,いくつかの悪性B細胞,およびアストロサイト,滑膜細胞,上皮細胞などの非リンパ系細胞もまたBAFFを産生できます。活性化T細胞もBAFF-Rを発現しますが,BAFFは主にB細胞において発現される3つの異なる受容体(BAFF-R,TACIおよびBCMA)に結合します。BAFFは末梢B細胞の生存の優れた制御因子であり,IL-6と共に免疫グロブリン(Ig)クラススイッチおよび形質細胞分化を促進します。
B細胞における主要な役割に加えて,BAFFは活性化T細胞を共刺激します。マウスにおいて,BAFFの無秩序な発現は自己免疫疾患をもたらします。ヒトにおいては,シェーグレン症候群,関節リウマチ(RA),多発性硬化症(MS)および全身性エリテマトーデス(SLE)などの様々な自己免疫疾患を有する患者の血清中で,可溶性BAFF濃度の上昇が検出されます。いくつかのリンパ系のがんにおいても,BAFF濃度が上昇します。

などいろいろ説明があります。でも難しくて。
何言っているわからないですよね。

免疫に関係する細胞がBAFFという小さなものを作り出して外に出します。それに反応して免疫が起こります。そのBAFFが多すぎると免疫が強くなりすぎ、またBAFFは自己免疫を作る細胞を制御できなくしてしまう。超要約

だからBAFF抑えればいいという事になるんでしょうね。

BAFFだけに働くからいい気がする。多すぎるBAFFだけに働けばもっと良い気がします。そうすれば必要な免疫は落ちないからね。
そうはうまくいかないかな。以上私の雑感です。


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